無料キャリア相談

MEDIA 転職支援メディア

2024.05.14

面接を受ける

【面接対策】転職前に質問しておくべきこと8選~NG例もご紹介~

転職活動において面接は非常に重要なステップですが、面接官に対してどんな質問をすればよいのか、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

逆質問は、企業に対する理解を深め、自分に合った職場かどうかを確認するための重要な機会でもあります。

今回は、転職活動の面接時に必ず聞いておくべき質問や、逆質問で好印象を与えるためのポイント、さらにはNG例について解説します。面接前にこの情報を押さえておくことで、納得のいく転職活動を進めることができるでしょう。

20代特化の転職エージェント MUSUBU


企業が逆質問をする理由

面接で逆質問をされることがありますが、これは企業側が候補者に対して知りたい情報があるためです。逆質問の意図を理解し、適切な質問を行うことが、面接成功のカギとなります。では、企業が逆質問を通じて何を確認したいのか、いくつかの理由を見ていきましょう。ぜひエージェントに相談してみてください。

関連記事:【面接攻略】転職活動でよく聞かれることと回答のポイント

企業が候補者の入社意思や意欲を確認するため

企業が逆質問を求める一番の目的は、候補者が「本気でこの会社に入りたいと思っているのか」を確かめるためです。しっかり企業研究をした上での質問や、具体的な職務内容に関する質問が出ると、「この会社に興味がある」「自分のキャリアを真剣に考えている」という姿勢が伝わります。

逆に、「特に質問はありません」と答えてしまうと、他社との比較材料のひとつでしかない、あるいは準備不足と受け取られてしまうこともあります。


「このポジションで成果を出すために、入社後どのような準備が求められますか?」
「事業の成長フェーズに合わせて、今後どのような人材を求めていくのでしょうか?」

企業が候補者の人柄を知るため

逆質問は、候補者の考え方や価値観、対人スキルといった「人柄」を見抜く手段でもあります。

たとえば、チームや社風について丁寧に質問する人には、協調性や周囲との関係性を大切にしている印象を受けやすいものです。質問の内容だけでなく、聞き方や表情、リアクションも含めて「どんな人物か」が評価されています。


「配属部署のメンバーはどんな方が多いですか?」

候補者に仕事内容や社風などマッチするか確認してもらうため

企業側としても、候補者にとって自社が合う環境かどうかを確認してもらいたいと考えています。仕事内容や働き方、評価制度、風土などにギャップがあるまま入社すると、早期離職やモチベーション低下につながるためです。逆質問を通じて、応募者が自分自身と企業の相性を判断する材料を得ることが期待されています。


「御社では個人の裁量で進められる業務が多いと伺いましたが、チームでの連携はどのように行っていますか?」

候補者に入社前の不安や疑問点を解消してもらうため

企業は、入社前に候補者が抱える不安や疑問をきちんと解消してほしいと考えています。逆質問はそのための貴重な場です。曖昧なまま入社されると、「こんなはずじゃなかった」と早期離職につながりやすいため、丁寧に確認する姿勢を歓迎する企業も多いです。


「中途入社の方が馴染むまでに、どのようなサポート体制がありますか?」
「業務上で困ったときに相談できるような環境や仕組みはありますか?」

面接で質問しておくべきこと8選

転職面接では、企業の説明をただ聞くだけでなく、自分から積極的に質問して情報を得ることが重要です。ここでは、入社後のギャップを防ぐために確認しておくべき代表的な質問テーマを8つご紹介します。

業務内容について

求人票に書かれている業務内容は概要にすぎません。実際の担当業務や役割、入社後の期待値は企業ごとに異なります。具体的にどのような仕事を任されるのかを確認することで、入社後のイメージを持ちやすくなります。


「このポジションで最初に任される業務は具体的にどのような内容でしょうか?」
「1日の業務スケジュールや、1週間の流れなどを教えていただけますか?」

会社・配属部署の雰囲気について

社風や部署の雰囲気は、実際に働く上での満足度やストレスに直結します。上司や同僚の関係性、チームの人数、年齢層なども確認しておきたいポイントです。


「配属予定の部署は、どのような雰囲気のチームでしょうか?」

休日・残業時間について

働き方を左右する重要な条件が、労働時間や休暇制度です。「残業あり」と記載されていても、月に何時間程度か、繁忙期はいつか、実情を聞いておくことで働き方のイメージが明確になります。


「残業時間の平均と、繁忙期の状況について教えてください」
「有給休暇の取得状況について教えていただけますか?」

給与・賞与について

給与や賞与は、キャリアやライフプランに直結する重要な情報です。ただし、聞き方には注意が必要。条件交渉の場ではなく、制度の仕組みとして確認するスタンスが望ましいです。


「評価に連動した昇給・賞与の仕組みについて教えていただけますか?」
「給与の見直しは年に何回行われていますか?」

人事評価基準やキャリアステップについて

入社後、どのように評価され、どう成長していけるのかは、長期的なキャリア形成において非常に重要です。評価の仕組みや、活躍事例を知ることで、自分に合った成長環境かどうかを判断できます。


「評価はどのような基準で行われていますか?」
「中途入社の方がキャリアアップした事例があれば教えていただけますか?」

社内イベントについて

社員同士のコミュニケーションや風通しを知るうえで、社内イベントの有無は参考になります。特に職場の人間関係や雰囲気を重視する方は要チェックです。


「社内で定期的に開催されているイベントや、懇親会などはありますか?」

研修制度について

入社後にスムーズに業務に慣れるためには、どのような研修やOJT制度があるかがカギとなります。特に異業種・異職種への転職の場合は確認必須です。


「中途入社向けの研修プログラムや、OJT制度について教えてください」
「業務に必要な資格取得など、支援制度はありますか?」

その他

働き続けるうえで、育児・介護制度、在宅勤務制度、異動・転勤の可能性などもライフステージにや制度に関わることも事前に確認しておきたい内容です。特に将来的なライフイベントと両立できるかを不安に感じている方は、具体的に聞いておきましょう。


「転勤の可能性や異動の頻度について教えていただけますか?」
「育児や介護と仕事を両立されている方の事例があれば伺いたいです」

面接官に好印象を与えるため、逆質問で気を付けたいこと

逆質問をする際には、以下のポイントに気を付けると、面接官に良い印象を与えることができます。

調べてわかることは質問しない

面接前に企業について調べることは基本ですが、調べて分かることを逆質問で聞くのはNGです。HPや求人票に書いてあるような情報を質問してしまうと、「そんなことも知らずに面接を受けたのか?」とマイナスになってしまう場合もあります。

また、面接中にすでに説明された内容を、あとで繰り返し質問するのも注意が必要です。「話を聞いていなかった」と受け取られかねません。もしどうしても再確認したい場合は、「先ほどお話いただいた〇〇について、もう少し詳しく伺ってもよろしいですか?」といったように、深掘りする意図があることを明確にした上で質問するようにしましょう。

面接官の役職に合わせて聞くことを変える

面接官の役職に応じて、質問内容を変えることも大切です。

人事であれば、人事上のルールや、会社全体の働く人に関する様々なデータを知っています。福利厚生や研修制度などについて質問しましょう。

入社をした場合に一緒に働く上司であれば、その部署の状況や業務内容を深く知っています。業務内容やチームの雰囲気について聞くのが効果的です。

役員や社長は会社全体の中長期的な展望などは語れても、配属先部署の細かな業務内容までは把握していないこともあります。相手に合わせて何を聞くべきか、適切な質問を準備しましょう。

入社した後のイメージができるような質問をする

「もし自分がこの会社に入社したら、どんな業務を任され、どんな環境で働くのか」というイメージを具体的に持てる質問をしておくと、実際に入社して働くイメージを持つことができ、自分に合うかどうか判断をしやすくなります。

たとえば「入社後に最初に取り組むべきプロジェクトは何ですか?」といった質問は、業務内容を把握するだけでなく、「自分のキャリアにどう活かせるか」を考える材料にもなります。

さらに、配属部署の人数構成や、直属の上司となる人物像について尋ねることで、働く環境や人間関係もイメージしやすくなります。こうした質問は、企業側にも「入社後の自分を真剣に想像している」「主体的にキャリアを考えている」というポジティブな印象を与える効果があります。

給与や福利厚生など条件ばかり質問しない

給与や福利厚生などの条件面は、働くうえでとても重要な要素ですが、逆質問でそればかりを繰り返すのは避けましょう。企業側にとっては「条件だけで転職先を選んでいるのでは?」と受け取られかねず、志望動機や企業への関心が薄い印象を与えてしまう可能性があります。

もちろん、条件面を確認すること自体は悪いことではありません。しかし、質問のバランスが大切です。たとえば、給与の金額や昇給率など「待遇」ばかりを深掘りするのではなく、企業のビジョンやチームの役割、自分がどう貢献できるかといった「本質的な部分」への関心も示すことで、総合的に好印象を与えることができます。


「御社では評価に連動した昇給制度があると伺いましたが、その際に重視されるポイントを教えていただけますか?」

このように、条件面の質問をする場合でも、 “自分がその制度の中でどう成長・活用していけるか”に踏み込むことで、前向きな印象を与えることができます。

聞きにくいことはエージェントを通して確認する

面接では、給与や残業、有給取得のしやすさなど、聞きにくいことを無理に自分で質問する必要はありません。こうしたデリケートな内容は、転職エージェントを通して確認するのがスマートな方法です。

エージェントが代わりに企業へ質問することで、求職者本人が直接聞いた印象を与えずに済み、評価を下げるリスクを回避できます。面接では、志望動機やキャリアの展望など自分にしか伝えられない内容に集中し、好印象を保つことを心がけましょう。

転職エージェント「MUSUBU」なら

転職エージェントMUSUBUでは、候補者の不安や疑問を整理し、企業に正しく伝えたうえで確認・交渉を行います。また、これまでの事例からお伝えできる情報も多く保有しているため、納得のいく転職を実現したい方にこそご活用いただきたいサービスです。

企業ごとの面接対策も行っているため、面接が不安な方はぜひ一度MUSUBUのサービスをご利用ください。

関連記事:【面接攻略】転職活動でよく聞かれることと回答のポイント

20代特化の転職エージェント MUSUBU



逆質問でのNG行動

面接の逆質問タイムは、あなたが企業に対して興味を持っていることを示すチャンスです。しかし、逆にNG行動を取ることで印象を悪くしてしまう可能性もあります。以下のポイントに注意して、逆質問を有効に活用しましょう。

質問をしすぎる

逆質問が多すぎると、面接官に負担をかけてしまうことがあります。また、質問が多いと、自分の伝えたいことが後回しになってしまう場合もあるので注意が必要です。

質問は数を絞り、自分が一番重要だと思う内容に焦点を当てて質問するように心がけましょう。

質問をしない

逆質問の機会に何も質問しないのも大きなNGです。質問をしないことで、企業に対する関心がないと思われてしまいます

面接を通じて自分がその企業にどれだけ関心を持っているかを示すためにも、少なくとも1つは具体的な質問を準備しましょう。企業に対する関心や積極的な姿勢をしっかり伝え、自分の疑問や興味を的確に示す逆質問を心がけましょう。

まとめ

面接の逆質問は、あなたが企業に対してどれだけ興味を持ち、適性があるかを伝える重要な機会です。

面接官も、「本当に当社に興味を持っているのか?」「真剣に働くことを検討した上での質問か?」という観点で内容を聞いているので、面接官自身の考えや、HPや求人票を見て「もっと知りたい!」と思ったことを聞くことがベターです。

また、面接では好印象を保ちながら疑問や不安を解消することが大切です。特に給与や労働条件など聞きにくい内容は、無理に面接で直接聞かず、転職エージェントを通じて確認しましょう。

20代の転職支援に特化したMUSUBUなら、面接対策から条件交渉まで、安心してお任せいただけます。

逆質問は自己アピールの一環でもあります。その企業でどのように活躍できるか、どれほどマッチしているかを伝えるチャンスです。事前にしっかり準備を整え、自信を持って面接に臨みましょう!

20代特化の転職支援サービス
MUSUBU


「公式LINE」バナー
×
公式LINEはじめました