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2025.05.08
履歴書・職務経歴書を用意する
自己PRで差をつけろ!職務経歴書で転職成功を勝ち取るポイント

転職活動で職務経歴書を作成する際、「自己PR欄に何を書けばいいかわからない」「強みがうまく伝わるか不安」と感じたことはありませんか?
実は、自己PRはただの自己紹介ではなく、企業に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらうためのアピールができる場です。
この記事では、採用担当者に響く自己PRの書き方や構成、伝わる表現のコツを具体的なステップと例文付きで解説しています。やっぱり自分で考えるのは難しい!時間がない!という方に向け、経験を選択するだけでAIが自己PR文を作成してくれる「MYレジュメ」もご紹介しています。 自分の強みを的確に伝え、転職成功に一歩近づくための自己PRを一緒に作っていきましょう!
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自己PRとは?
転職活動において、職務経歴書の「自己PR」は企業に自分を売り込む最大のチャンスです。しかし、「何を書けばいいかわからない」「強みが整理できない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
自己PRは、ただ自分の長所を並べるだけでは不十分です。企業が求める人物像とマッチし、かつ説得力あるエピソードで構成されている必要があります。
自己PRの役割
自己PRとは、あなたが「どのような人物で、どんな価値を企業にもたらすことができるのか」をアピールするパートです。
職務経歴書の中でも、自分自身の「強み」や「仕事への思い」や「仕事への姿勢」「今後のキャリアの希望」など、思いを採用担当者に伝えられるパートとなります。
転職市場においては、スキルや経験が似た候補者は多数存在します。そこで、自己PRはあなたの「差別化要素」になります。単なるスキルの羅列ではなく、「なぜあなたがこの会社にマッチするのか」説得力を持って語ることで、企業にアピールしましょう。
企業が見る自己PRのポイント
企業は、自己PRを通じて次のような点を見ています。
・自社の求める人物像に合っているか
・再現性のある成果・スキルを持っているか
・具体的なエピソードがあり、信ぴょう性があるか
・チームや社風に馴染めそうか
単なる自己満足なアピールではなく、「この人と一緒に働きたい」と感じてもらえる内容を意識する必要があります。
自己PRに含めるべき要素
効果的な自己PRには、以下のような要素をバランスよく含めましょう。
・結論(あなたの強み)
・根拠となる具体的な経験や実績
・どんな価値を提供できるか
・今後の仕事への活かし方
これらを意識することで、説得力が格段に上がります。実際の自己PR例を見てみましょう。
≪例≫
結論(あなたの強み)
私は「課題解決力」と「粘り強く行動し続ける力」に強みがあります。
根拠となる具体的な経験や実績
前職では法人営業として中小企業の業務改善提案を行っており、特にクライアントの課題を深くヒアリングし、根本原因に合わせた解決策を提示することを重視してきました。あるクライアント企業では、手作業で行っていた顧客管理業務にクラウドツールの導入を提案。導入後は月40時間の作業時間削減と、年間約80万円のコストカットを実現しました。
どんな価値を提供できるか
相手の本質的なニーズを引き出し、具体的な施策に落とし込む力を活かすことで、単なる営業ではなく“パートナー”として信頼を得る提案が可能です。貴社においても、顧客との信頼関係を築きながら継続的な価値提供ができると考えています。
今後の仕事への活かし方
今後はより幅広い業界や課題に対応できるよう、提案の引き出しを増やしながらスキルを磨き、貴社における新規顧客の開拓や既存顧客の満足度向上に貢献してまいります。
自己PRを作るステップ

1.応募したい求人の必要なスキル・経験を洗い出す
まずは「企業がどんな人を求めているのか」を把握するところから始めます。求人票には、必要なスキルや歓迎要件が明確に記載されています。そこを参考に、あなたのどの経験が活かせそうかを考えてましょう。
・求人票の「求める人物像」欄を確認
・企業のミッション・ビジョンや社風も参考に
たとえば、
求人の求める人物像:
・変化に柔軟に対応できる方
・チームでの協調性を大事にできる方
企業の社風・ビジョン:
・スピード感を持って挑戦し続ける文化
・若手のアイデアを歓迎し、成長を支援する体制
だった場合の自己PR例を紹介します。
≪例≫
結論(あなたの強み)
私は「変化への柔軟な対応力」と「チームで成果を出す協働力」に強みがあります。
根拠となる具体的な経験や実績
前職では、業務フローが頻繁に更新される環境でカスタマーサポートを担当していました。急な仕様変更やシステム刷新にも前向きに取り組み、部署内で新システムのマニュアル作成を自発的に担当。結果、全体の問い合わせ対応時間を約20%短縮することに貢献しました。さらに、チーム全体での改善施策ミーティングでは、全員の意見を尊重しながらも建設的な提案を行い、実際に業務改善策が採用された実績もあります。
どんな価値を提供できるか
スピード感のある環境でも冷静に課題を捉え、周囲と連携して前に進める行動力があります。変化に前向きに対応する姿勢と、周囲と円滑に協力できる力を活かし、御社の成長を支える一員として貢献できると考えています。
今後の仕事への活かし方
今後は、より俯瞰的な視点でチーム全体を巻き込む働き方を意識し、御社のビジョンである「挑戦し続ける組織」の一翼を担いたいと思っています。
2.自分の経験の中でアピールできるエピソードを思い出す
次に、これまでの経験の中から、「成果を出した経験」「困難を乗り越えた経験」「工夫した経験」などをピックアップします。
このとき、STARフレーム(Situation/Task/Action/Result)を使って構造化すると後々スムーズです。
STARフレームとは、自己PRや面接での回答を構造的に整理し、分かりやすく伝えるために非常に効果的な方法です。具体的なエピソードを以下の4つのステップで整理することで、面接官や採用担当者に強い印象を与えられます。
STARフレームとは

1. Situation(状況)
最初に、そのエピソードが発生した状況や背景を説明します。自分がどのような環境でどんな課題に直面していたのかを明確にしましょう。状況を説明することで、エピソードに説得力を持たせます。
≪例≫
「新しいプロジェクトが立ち上がり、急遽、納期が3週間以内に設定されました。チームには数人の新メンバーが加わり、メンバー間での役割分担や業務の進捗にばらつきがありました。」
2. Task(課題)
その状況で、あなたがどのような課題や目標に直面したのかを説明します。自分が取り組むべき問題を明確にし、その課題を解決するために何をすべきかを示します。
≪例≫
「私はプロジェクトマネージャーとして、進行中の業務を効率よく進め、納期を守るために、チームの役割分担を再整理し、進捗を管理する必要がありました。」
3. Action(行動)
その課題を解決するために、あなたが実際にどのような行動を取ったかを説明します。この部分が最も重要です。何をしたか、どうアプローチしたかを具体的に説明しましょう。
≪例≫
「まず、メンバー全員と一対一で面談し、各自の強みや得意分野を再確認。その後、役割分担を見直し、週次の進捗確認ミーティングを設定。進捗が遅れているメンバーにはサポートを提供し、コミュニケーションを強化しました。」
4. Result(結果)
最後に、その行動の結果、どのような成果が得られたのかを具体的に説明します。数値や実績を使って結果を明確にすることで、説得力が増します。
≪例≫
「その結果、プロジェクトは無事納期内に完成し、全体の作業効率が20%向上しました。また、チーム全員が目標を達成したことで、信頼関係も強化されました。」
STARフレームを使うメリット
論理的で簡潔:状況、課題、行動、結果を順序立てて説明することで、面接官にとって分かりやすく、印象に残りやすいです。
具体的な行動が伝わる:自分が実際に何をしたのかを明確にすることで、行動力や問題解決能力をしっかりとアピールできます。
成果を強調できる:結果部分に数字を入れることで、具体的な成果を見せることができ、あなたの能力を実績として示すことができます。
3.エピソードを、具体例や実績など数字を用いてまとめる
選んだエピソードをもとに、読んだ人がイメージしやすいように整理していきます。特に重視すべきは、「数字や比較」を入れることです。
≪例≫
・「売上を前年比150%に拡大」
・「クレームを月10件から2件に削減」
・「新人教育を担当し、3ヶ月で現場デビューへ導いた」
自己PRの書き方のコツ
具体例を用いてアピールポイントをつくる
抽象的な「リーダーシップがあります」「責任感があります」では伝わりません。必ず「どんな場面で発揮したのか」を語ることで、説得力が生まれます。
≪例≫
新人教育を担当し、定期的なフィードバックとロールプレイを実施。定着率を20%改善し、チーム全体の成果を向上させました。個々の課題に合わせた指導を行い、メンバーの成長を促進。リーダーシップを発揮し、目標達成に貢献しました。
実績や成果を数字で示す
人事担当者は1日に何十枚もの書類に目を通します。印象に残すには「数値」が有効です。できる限り、定量的な成果を入れましょう。
スキルと個性を結びつける
単に「Excelが使える」では弱いです。「どのような課題解決に活用したのか」「どんな工夫をしたのか」まで落とし込むことで、あなたらしさが出ます。
≪例≫
Excelを活用して、月次報告書の作成業務を効率化しました。従来手作業で行っていたデータ集計をVLOOKUPやピボットテーブルを使って自動化し、作業時間を月20時間短縮。また、データ分析機能を活かして、売上分析をより精緻に行い、経営層へのレポート品質を向上させました。
300字~400字程度にまとめる
長すぎると読み手の負担になります。適切な文字数の目安は300~400字。最初の一文で強みを伝え、後半でエピソード→活かし方という流れにしましょう。
企業や業界に合わせてカスタマイズする
すべての企業に同じ自己PRを使い回すのはNGです。企業によって重視するポイントは異なります。営業職なら「目標達成力」、事務職なら「正確性とスピード感」など、求人ごとにアレンジを加えましょう。
自己PRの成功例とNG例
成功例
良い自己PRのポイントを見てみましょう。
自己PRと志望動機に一貫性がある
自己PRの内容と、なぜその企業に応募したのかがリンクしていると、納得感のある自己PRになります。
≪例≫
「私は前職で顧客との信頼関係を築き、売上向上に貢献してきました。貴社でも、お客様に寄り添う姿勢を活かしながら、信頼の橋渡し役を担いたいと考えております。」
関連記事:転職軸とは?転職軸で成功する転職活動の進め方~自己分析用質問集あり~
初見でも内容がわかりやすく、パッと理解できる
わかりやすく数字を用いて実績を表すと、アピールポイントがスッと入ってきます。
≪例≫
「前年比180%の売上を達成した経験があります。独自の提案資料を作成し、競合との差別化に成功しました。」
NG例
以下のような内容になっている場合は、上手く書き換えてみましょう。
アピール内容が、企業が求める人物像に合わない
「マイペースに自分の仕事を丁寧に仕上げるのが得意です。」
→スピードやチームワークが求められる業界ではミスマッチな印象になります。また、マイペースという表現は、抽象的で解釈が人それぞれ異なるため、避けた方が良い場合があります。
書き換えるなら・・・
≪例≫
「業務の優先順位を適切に判断し、効率的に作業を進めることが得意です。チームでの協力を重視し、納期を守りつつ高い品質を維持することを心がけています。」
エピソードが抽象的で伝わりにくい
「周囲との信頼関係を築きながら業務に取り組みました。」
→ 何をしたのか、何が成果だったのかが不明瞭です。
書き換えるなら・・・
≪例≫
定期的にチームミーティングを開催し、業務の進捗や問題点を共有。特に、プロジェクトの納期前に発生した課題について、メンバーと積極的に意見交換を行い、納期を守ることができました。この結果、チームの信頼を得て、プロジェクトを成功に導きました。」
職種別自己PR例文集
営業職
「私は法人営業として3年間、年間目標を120%以上で達成してきました。特に新規開拓に力を入れ、月平均5件の新規顧客を獲得しました。課題ヒアリングを重視した提案スタイルで、契約後のリピート率も高く保てています。」
事務職
「私は細かい作業を正確にこなす力があります。前職では経費精算やデータ入力業務を担当し、月間1,000件を超える処理においてミスゼロを3ヶ月連続で達成しました。業務効率化にも貢献し、マニュアル整備も行いました。」
販売・サービス職
「接客を通じてお客様の満足度を高めることにやりがいを感じています。来店された方への丁寧なヒアリングを行い、ニーズに合った商品を提案することで、担当売上が前年比150%となりました。」
未経験職種
「前職では飲食店の店長として、スタッフ育成と売上管理を担当してきました。特にリーダーシップを評価され、3ヶ月で新人を独り立ちさせる教育体制を整えました。この経験を活かし、御社でもチームを支える存在を目指します。」
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まずは自分で考えてみたい!という方は、職種やミッションなどを選択するだけで、AIが自己PR文を自動生成する「MYレジュメ」がおすすめです。
簡単に経歴を答えるだけで作成できるため、忙しい方や文章に自信がない方でも安心です。
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まとめ
自己PRは、職務経歴書においてあなたの「魅力」を企業に伝える重要な要素です。求人に合わせた内容を意識し、数字・エピソード・結論をしっかり盛り込むことで、選考突破の可能性は大きく広がります。
「どう書けばいいか分からない」と感じたら、転職エージェントMUSUBUのサポートをぜひご活用ください。あなたの経験を最大限に活かした、伝わる自己PRを一緒に作りましょう!
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