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2026.06.29
転職の準備
新卒で仕事を辞めたいのは甘え?対処法5つと辞めるべきケースを解説
「新卒で入社したけど、もう仕事を辞めたい」「こんなに早く辞めたいと思うのは自分だけ?」と悩んでいませんか?入社前に思い描いていた社会人生活と現実のギャップに苦しむ新卒の方は、実はとても多くいます。
この記事では、新卒が仕事を辞めたいと感じる主な理由と、辞める前に試すべき対処法5つ、そして無理に続けなくてよいケースまでまとめて解説します。今の状況を整理し、後悔しない判断をするためのヒントとして参考にしてみてください。
目次
新卒で仕事を辞めたいと思うのは甘えではない【データで解説】
まず最初にお伝えしたいのは、新卒で「仕事を辞めたい」と感じることは決して甘えではないということです。
厚生労働省の調査によると、新卒で入社した人のうち約3割が3年以内に離職しています。大卒の3年以内離職率は34.9%、高卒では38.4%にのぼります(参考:新規学卒就職者の離職状況|厚生労働省)。
つまり、およそ3人に1人が早期に離職しているのが現実です。辞めたいと感じている人は少数派ではありません。
新卒1〜3年目は、学生から社会人への大きな環境変化の中にいる時期です。慣れない業務や人間関係、生活リズムの変化が重なり、心身に負担がかかりやすいのは当然のことです。
「石の上にも三年」という言葉もありますが、それはすべてのケースに当てはまるわけではありません。大切なのは、今の気持ちを否定せず、冷静に状況を整理することです。
関連記事:第二新卒の定義とは?第二新卒の転職のポイントを解説
\ 相談だけでもOK /新卒が仕事を辞めたいと感じる主な理由5つ
「辞めたい」と感じる理由は人それぞれですが、新卒に多い退職理由にはいくつかの共通パターンがあります。自分がどれに当てはまるかを客観的に把握するために、代表的な5つの理由を確認しておきましょう。
業務内容が合わない・やりがいを感じられない
「希望していた部署と違う業務に配属された」「やりたかった仕事と全然違った」というケースは新卒によくある悩みです。
いわゆる「配属ガチャ」で想定外の仕事を任され、モチベーションが維持できなくなる方は少なくありません。入社前の説明とのギャップが大きいほど、「このまま続けて意味があるのか」という疑問が膨らみやすくなります。
職場の人間関係がつらい
上司や先輩との相性が合わない、質問しづらい雰囲気がある、同期と比較されるなど、新卒は職場の人間関係で孤立感を覚えやすい時期です。
社会人経験が浅いぶん、「自分が悪いのかもしれない」と一人で抱え込みがちです。周囲に相談できる相手がいないことで、辞めたい気持ちが加速するケースも多く見られます。
労働時間が長い・労働条件が悪い
毎日の残業が常態化している、休日出勤を求められる、求人票に書いてあった条件と実態が異なるなど、労働条件の問題も退職理由の上位に入ります。
長時間労働が続くとプライベートの時間が確保できず、心身ともに疲弊していきます。特に入社直後は、この働き方がこの会社の「普通」なのかどうかを判断する基準がなく、我慢し続けてしまう人が多いです。
給与が低く将来への不安がある
初任給の低さ自体はある程度想定していても、実際に手取り額を見て「生活が苦しい」と感じる方は多いです。
加えて、昇給の見通しが立たない、先輩社員の給与水準を知って将来が不安になるなど、「この会社にいて経済的に大丈夫なのか」というキャリア不安が辞めたい気持ちにつながることもあります。
仕事のストレスで心身に不調が出ている
眠れない、食欲がない、朝起きられない、出社前に体調が悪くなるなど、心身の不調は最も深刻なサインです。
「まだ頑張れる」と無理を続けた結果、症状が悪化してしまうケースもあります。体や心が明確にSOSを出しているなら、早期に対処することが何より大切です。必要に応じて医療機関への受診も検討してください。
新卒で仕事を辞めたい時にまず試すべき対処法5つ
辞めたいと感じても、勢いで退職するのは後悔のもとです。辞める・辞めないの判断をする前に、まずは以下の5つのアクションを試してみてください。
1. 辞めたい理由を紙に書き出して整理する
頭の中だけで考えていると、感情と事実がごちゃ混ぜになってしまいます。まずは「辞めたい理由」を紙やメモアプリに書き出してみましょう。
<例>
・上司に毎日怒鳴られるのがつらい
・やりたかった企画の仕事ではなく事務作業ばかり
・残業が多くて体がきつい
・同期と比べて自分だけ評価されていない気がする
書き出すことで、「一時的な不満」なのか「構造的な問題」なのかが見えてきます。解決できそうなことと、自分ではどうしようもないことを分けて考えるのがポイントです。
2. 自分で改善・解決できることがないか考える
辞めたい理由が明確になったら、現職のまま解決できることがないかを検討してみましょう。
たとえば、業務内容が合わないなら部署異動を相談できないか、人間関係が原因なら別のチームに移れないか、といった選択肢です。
すべての問題が社内で解決できるわけではありませんが、「やれることをやったうえで判断した」という事実は、その後の転職活動でもプラスに働きます。
3. 信頼できる人に相談する
一人で抱え込まず、誰かに話を聞いてもらうことは非常に大切です。相談相手の選び方も重要なので、以下を参考にしてみてください。
- 社内の信頼できる先輩・上司:業務や社内事情を理解した具体的なアドバイスがもらえる
- 家族や友人:利害関係がないため本音を聞いてもらいやすい
- 社外のキャリアの専門家:転職市場の情報や客観的な視点をもらえる
職場の人には話しにくい内容であれば、転職エージェントやキャリア相談サービスを利用するのも一つの方法です。「転職するかどうか決まっていない段階」でも相談できるサービスはあります。
4. 辞めた後の生活やキャリアを具体的にイメージする
辞めたい気持ちが強いと、「とにかく辞めれば楽になる」と考えがちです。しかし、退職後の生活を具体的にイメージしておかないと、辞めた後に困ることがあります。
・貯金はどのくらいあるか? 無収入で何ヶ月生活できるか?
・次にどんな仕事をしたいか、方向性のイメージはあるか?
・在職中に転職活動を始めるか、退職してから探すか?
金銭面の備えとキャリアの方向性、この2つを考えておくだけでも、勢いの退職を防げます。
5. 転職市場での自分の選択肢を調べてみる
「新卒で辞めたら転職できないのでは」と不安に感じる方も多いですが、実際には第二新卒向けの採用枠は増えています。
企業側が第二新卒を積極的に採用する背景には、基本的なビジネスマナーが身についている点やポテンシャルへの期待があります。求人サイトを見るだけでも「自分にはこんな選択肢があるのか」と気づけることがあり、選択肢があるとわかるだけで気持ちに余裕が生まれます。
関連記事:仕事の辞めどきサイン10選~20代が後悔しないための見極め方~
新卒でも辞めたほうがよいケース
「もう少し頑張ったほうがいい」とは限りません。以下のような状況に当てはまる場合は、無理に続けるよりも退職を前向きに検討すべきです。
パワハラ・セクハラが横行している
暴言や人格否定、過度な叱責、セクハラといったハラスメントが日常的に行われている環境は、自力で改善することがほぼ不可能です。
会社の相談窓口や労働基準監督署に相談しても改善が見込めない場合、退職は自分を守るための正当な選択です。我慢を続けることで心身のダメージが深刻化するリスクがあります。
過度な長時間労働で心身が限界に近い
厚生労働省は、月80時間を超える時間外労働を「過労死ライン」として位置づけています(参考:過労死等防止対策|厚生労働省)。
これに近い、あるいは超える水準の残業が続いている場合は、健康を最優先に考えるべきです。「まだ若いから大丈夫」と思っていても、体への負担は確実に蓄積していきます。
会社の将来性に明らかな問題がある
給与の未払いや遅延、大幅な業績悪化、法令違反が常態化しているなど、会社の経営自体に問題がある場合は、個人の努力でどうにかなるものではありません。
こうした構造的な問題は、在籍し続けても状況が好転する見込みが低いです。早めに情報を集めて次のキャリアを準備することが、将来の自分を守る行動になります。
辞めずに続けることで得られるメリットも知っておこう
退職を検討する際には、「続けた場合のメリット」も把握しておくと、より冷静に判断できます。
スキルの蓄積と自信の獲得
新卒1〜3年目は、社会人としての基礎スキルが身につく重要な時期です。ビジネスマナー、報連相、業務の段取りなど、どの業界・職種でも活かせる力は日々の仕事の中で着実に蓄積されていきます。
「やりきった」という経験は自信につながり、転職する場合にもアピール材料になります。
短期離職リスクの回避
転職市場において、在籍期間が極端に短い場合は選考でマイナスに見られる可能性があるのも事実です。「またすぐに辞めるのでは」と懸念されやすいためです。
ただし、第二新卒枠やポテンシャル採用では在籍期間よりも人柄や意欲が重視されるケースも多くあります。短期離職だから絶対に不利、というわけではないことも知っておきましょう。
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新卒1ヶ月や半年で辞めても転職できる?
結論から言うと、転職は可能です。近年は第二新卒向けの求人が増えており、スキルや経験よりもポテンシャルや人柄を重視する企業は多くあります。
ただし、退職理由を前向きに伝える準備は必要です。「なぜ辞めたのか」「次はどうしたいのか」を自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
新卒で辞めたら履歴書にどう書けばいい?
短期間の在籍であっても、履歴書には正直に記載するのが基本です。空白期間を作ると、かえって面接で質問されやすくなります。
退職理由はネガティブな表現を避け、「次に何をしたいか」という前向きな動機とセットで書くのがポイントです。たとえば「より顧客と深く関われる環境で成長したいと考えた」のように、志望動機につながる言い方を意識してみてください。
関連記事:第二新卒の転職理由の作り方5ステップ|NG例と言い換え例付き
まとめ:辞めたい気持ちを一人で抱え込まないことが大切
新卒で仕事を辞めたいと感じることは、甘えでもおかしいことでもありません。約3割の新卒が3年以内に離職しているデータが示すとおり、多くの人が同じ悩みを抱えています。
大切なのは、感情に任せて行動するのではなく、辞めたい理由を整理し、対処法を試したうえで判断することです。
今回紹介した5つの対処法を振り返っておきましょう。
- 辞めたい理由を紙に書き出して整理する
- 自分で改善・解決できることがないか考える
- 信頼できる人に相談する
- 辞めた後の生活やキャリアを具体的にイメージする
- 転職市場での自分の選択肢を調べてみる
もし「一人では整理しきれない」「誰かに客観的な意見をもらいたい」と感じたら、キャリアの専門家に相談してみるのも有効な選択肢です。
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