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2026.05.28
履歴書・職務経歴書を用意する
職務経歴書の職務要約の書き方~職種別例文6選付き~
職務経歴書を書き始めたものの、冒頭の「職務要約」で手が止まってしまう方は多いのではないでしょうか。職務要約は採用担当者が最初に目を通す部分であり、書類選考の通過率に直結する重要なパートです。
この記事では、職務経歴書の職務要約の書き方を4つのポイントに整理し、職種別の例文6選とあわせて解説します。20代の転職活動で使える実践的な内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
職務経歴書の職務要約とは?役割と重要性
職務要約とは、職務経歴書の冒頭に記載する、これまでの経歴全体を200〜250文字程度でまとめた文章のことです。「経歴の見出し」のような役割を果たし、採用担当者が書類に目を通す際に最初に読む部分にあたります。
企業の採用担当者は、1つのポジションに対して数十〜数百件の応募書類を確認することも珍しくありません。そのため、1通あたりに割ける時間は限られています。職務要約は、そうした短い時間の中で「この人の経歴をもっと詳しく読みたい」と思わせるための導入部分です。
逆にいえば、職務要約がない、または内容がわかりにくいと、経歴全体に目を通してもらえないリスクがあります。どれだけ充実した経験を持っていても、伝わらなければ評価されません。書類選考を通過するためにも、職務要約は丁寧に作成しましょう。
採用担当者が職務要約で見ている3つのポイント
採用担当者は、職務要約から主に以下の3点を読み取ろうとしています。
1. 募集職種にマッチした人材か
職務要約を読んだ時点で「この人はうちの募集ポジションに合いそうだ」と感じてもらえるかどうかが最初の関門です。関連性の薄い経歴だけが並んでいると、その先を読み進めてもらえない可能性があります。
2. 応募者の経歴が端的にわかるか
どんな業界で、どんな業務に、どのくらいの期間携わってきたのか。これらが短い文章の中で簡潔に整理されていることが求められます。ダラダラと長い文章は要約とはいえません。
3. 自社で活躍できる再現性があるか
過去の実績や身につけたスキルが、自社でも発揮できそうかを見ています。具体的な成果や数字が入っていると、入社後の活躍イメージが湧きやすくなります。
このように、職務要約の完成度は書類選考の結果を左右するといっても過言ではありません。「とりあえず書けばいい」ではなく、戦略的に作成することが大切です。
職務要約を書く前にやるべき2つの準備
いきなり職務要約を書き始めると、何を盛り込むべきか迷い、内容が散漫になりがちです。質の高い職務要約を作るには、書く前の準備が欠かせません。ここでは、特に重要な2つの準備を紹介します。
準備1:これまでの経験・スキルを棚卸しする
まずは、自分のこれまでの業務経験を洗い出しましょう。紙やスプレッドシートなどに、以下の項目を書き出してみてください。
- 所属企業名・部署・在籍期間
- 担当業務の内容(日常業務・プロジェクトなど)
- 自分の役割(リーダー・メンバーなど)
- 具体的な実績(売上・件数・改善結果など)
20代の場合、「まだ大した経験がない」と感じる方もいるかもしれません。しかし、担当顧客数・月間の処理件数・業務フローを改善した経験など、数値化できる要素は意外と多いものです。小さな成果でも書き出しておくことで、職務要約に使える材料が見つかります。
準備2:応募企業が求める人材像を把握し強みを整理する
経験の棚卸しができたら、次は応募先の企業研究です。求人票に記載されている「求める人物像」「必須スキル」「歓迎条件」を確認し、自分の経験との接点を探しましょう。
たとえば、求人票に「顧客折衝の経験がある方」と書かれていれば、営業や接客で培った対人スキルが強みになります。応募先ごとに職務要約の内容をカスタマイズする意識が、書類選考の通過率を高めるカギです。
とはいえ、自分の経験のどこが応募先に刺さるのか、一人で判断するのは難しいこともあります。そうした場合は、転職エージェントのアドバイザーと一緒にキャリアの棚卸しをするのも有効な方法です。
関連記事:自己PRで差をつけろ!職務経歴書で転職成功を勝ち取るポイント
\ 5分で診断・自分の強みがわかる /採用担当者に刺さる職務要約の書き方4つのポイント
事前準備ができたら、実際に職務要約を書いていきましょう。ここでは、採用担当者に伝わる職務要約を作るための4つのポイントを解説します。
ポイント1:200〜250文字・3〜4行で簡潔にまとめる
職務要約の文字数は200〜250文字、行数にして3〜4行が目安です。あくまで「要約」なので、経歴の詳細は職務経歴欄に譲り、ここではポイントだけを凝縮しましょう。
長すぎる職務要約は読み飛ばされるリスクが高まります。経験社数が多い場合でも、すべてを書こうとせず、応募先に関連する経歴を中心にまとめるのがコツです。
ポイント2:応募職種にアピールできる経歴に絞る
職務要約では、すべての経歴を網羅する必要はありません。「何を書くか」よりも「何を省くか」が重要です。
応募先で評価されそうな経験やスキルに焦点を当て、関連の薄い業務は思い切って省きましょう。たとえば、営業職に応募する場合は、事務経験よりも顧客対応や提案活動の経験を優先して記載するのが効果的です。
ポイント3:具体的な数字・実績を盛り込む
数字は説得力を大きく高めます。「売上前年比120%達成」「新規開拓月30件」「チームメンバー5名のマネジメント」など、客観的にわかる数字を入れることで、成果の規模感が伝わりやすくなります。
「数字で示せる実績がない」という場合は、以下のような定性的な成果で補う方法もあります。
- 業務フローを見直し、作業時間を短縮した
- マニュアルを作成し、新人教育を効率化した
- お客さまアンケートで高い満足度を獲得した
数値でなくても、具体的なエピソードがあれば十分アピールになります。
ポイント4:転職回数が多い場合は強みを軸にまとめる
転職回数が多い方の場合、すべての職歴を時系列で並べると要約が長くなり、焦点がぼやけてしまいます。経歴を一つひとつ説明するのではなく、一貫した強み・スキルを軸に構成するのがポイントです。
職種が変わっている場合は、各経験に共通するポータブルスキル(課題解決力・対人折衝力・業務改善力など)を打ち出すと、まとまりのある職務要約になります。
<例>転職回数が多い場合の職務要約
人材業界の営業職、IT企業のカスタマーサポート、教育業界の法人営業と、3社での勤務経験があります。業界は異なりますが、一貫して顧客課題のヒアリングと解決提案に注力してきました。直近の法人営業では年間売上目標を110%達成し、新規顧客の開拓にも携わりました。これまで培った課題解決力と提案力を活かし、貴社の事業拡大に貢献したいと考えています。(163文字)
このように、共通する強みをキーワードにしてまとめると、転職回数の多さがマイナスに映りにくくなります。
関連記事:人事が見るポイントとは?選考をプラスに進める履歴書・職務経歴書のコツ
【職種別】職務要約の例文6選
ここからは、20代の転職者が参考にしやすい職種別の職務要約例文を紹介します。そのまま使うのではなく、自分の経歴に置き換えてアレンジしてみてください。
営業職の職務要約例文
<例>
大学卒業後、株式会社〇〇に入社し、法人向けITソリューションの営業を3年間担当しました。新規開拓を中心に月平均20件の商談を実施し、2年目には年間売上目標の125%を達成しました。顧客課題のヒアリングから提案・導入支援まで一貫して携わり、既存顧客のアップセルにも注力しました。この経験で培った提案力とリレーション構築力を、貴社の営業活動に活かしたいと考えています。(180文字)
「月平均20件の商談」「売上目標125%達成」と数字が具体的に入っているため、成果の規模感が伝わりやすい例文です。
事務職の職務要約例文
<例>
株式会社〇〇にて営業事務として2年半勤務し、受発注管理・請求書作成・データ入力を担当しました。月間約200件の受注処理を正確に対応し、処理ミスゼロを1年間継続しました。また、Excelマクロを活用した集計業務の効率化に取り組み、月次レポートの作成時間を約30%短縮しました。正確性とスピードを両立させた事務処理スキルを、貴社の業務に活かしたいと考えています。(182文字)
処理件数や改善成果を数字で示しており、ルーティン業務でも工夫を凝らしていることが伝わります。使用ツール(Excelマクロ)を明記している点もポイントです。
経理職の職務要約例文
<例>
株式会社〇〇の経理部にて3年間、月次決算・年次決算補助・経費精算業務を担当しました。仕訳入力は月平均500件を処理し、会計ソフト(弥生会計・freee)を使用した業務に精通しています。2年目からは月次決算の主担当を任され、締め日を2営業日短縮する業務改善にも取り組みました。正確かつ効率的な経理業務の経験を、貴社で発揮したいと考えています。(172文字)
使用会計ソフトの明記は、実務レベルの判断材料になります。「締め日を2営業日短縮」という改善成果も具体的です。
ITエンジニア職の職務要約例文
<例>
株式会社〇〇にてWebアプリケーションの開発に2年半従事しました。主にJava・SpringBootを用いたバックエンド開発を担当し、5〜8名規模のプロジェクトに参画しました。要件定義から詳細設計・実装・テストまで幅広いフェーズを経験しています。直近のプロジェクトではAPI設計のリファクタリングを主導し、レスポンス速度の改善に貢献しました。技術力とチーム開発の経験を貴社で活かしたいと考えています。(197文字)
使用技術・プロジェクト規模・対応フェーズが網羅されており、スキルレベルが一目で伝わります。
販売・サービス職の職務要約例文
<例>
株式会社〇〇のアパレル店舗にて販売スタッフとして3年間勤務しました。1日平均30名の接客を担当し、個人売上目標を12か月連続で達成しました。2年目からは新人スタッフ3名の教育係も務め、接客マニュアルの改善に携わりました。お客さまのニーズを的確に把握し提案する力と、チームで成果を出す協調性を、貴社の業務に活かしたいと考えています。(167文字)
接客件数・目標達成実績に加え、教育やマニュアル改善の経験が盛り込まれています。異職種への転職時は「ニーズ把握力」「提案力」などポータブルスキルに言い換えると効果的です。
第二新卒・経験が浅い場合の職務要約例文
社会人経験が1〜2年程度の場合、書ける実績が少ないと不安に感じるかもしれません。しかし、短い経歴でも「何を学び、どう取り組んだか」を伝えることで、ポテンシャルを十分アピールできます。
<例>
大学卒業後、株式会社〇〇に入社し、個人向け保険の提案営業を1年半経験しました。入社後3か月間の研修で保険商品の知識を習得し、配属後は月平均15件のお客さま訪問を実施しました。先輩社員の商談に同席しながら提案スキルを磨き、配属半年後には単独での契約獲得を実現しました。短期間で培った行動力と学習意欲を活かし、貴社で成長していきたいと考えています。(178文字)
経験が浅くても、研修での学びや短期間で身につけたスキルを具体的に書くことで成長意欲が伝わります。「半年後に単独で契約獲得」という事実が、仕事への前向きな姿勢の根拠になっています。
職務要約でよくある疑問Q&A
最後に、20代の転職者から寄せられることが多い職務要約に関する疑問を取り上げます。
Q. 職務要約は書かなくてもいい?
結論として、職務要約は必ず書くことをおすすめします。
職務要約がないと、採用担当者は経歴の全体像をつかむために職務経歴欄を最初から読む必要があります。多忙な採用現場では、それだけで不利になる可能性があります。
また、職務要約があること自体が「書類を丁寧に作成している」という印象にもつながります。省略せず、きちんと記載しましょう。
Q. 職務要約が上手くまとまらないときはどうする?
職務要約がまとまらない場合は、キャリアの棚卸しが不十分な可能性があります。まずはこの記事で紹介した2つの準備(経験の棚卸し・応募先の人材像の把握)に立ち返ってみてください。
それでも上手くいかない場合は、第三者に客観的なフィードバックをもらうのが近道です。自分では気づきにくい強みや、経歴のまとめ方のアドバイスが得られます。
MUSUBUでは、初回面談から入社まで同じアドバイザーが担当する一貫担当制を採用しています。応募企業ごとに職務経歴書の添削も一緒に行っているので、「この書き方で伝わるかな」と不安なときに相談しやすい環境です。
関連記事:転職エージェントの面談準備5選~当日の流れと活用のコツも解説~
Q. 職務要約を簡単に作る方法は?
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まとめ:職務要約は「あなたの経歴の第一印象」を決める
職務要約は、採用担当者が職務経歴書で最初に読む部分です。ここで「もっと詳しく知りたい」と思ってもらえるかどうかが、書類選考の結果を大きく左右します。
この記事で紹介した4つのポイントを振り返りましょう。
- 200〜250文字・3〜4行で簡潔にまとめる
- 応募職種にアピールできる経歴に絞る
- 具体的な数字・実績を盛り込む
- 転職回数が多い場合は強みを軸にまとめる
まずは経験の棚卸しから始め、応募先に合わせて職務要約をカスタマイズしてみてください。
完成度に不安がある場合は、プロの添削を受けるのも効果的です。MUSUBUでは、応募企業ごとに職務経歴書の改善を一緒に行っています。転職するか迷っている段階でのキャリア相談だけでもOKなので、まずは気軽に話を聞いてみてください。
