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2024.07.11

転職の準備

何がしたいかわからない!20代で「やりたい仕事」に出会う方法

20代特化の転職エージェントとして働いていると、「今の会社はやめたいけれど、ほかにやりたいことがあるわけではない」といったお悩みを抱える20代がよく相談にいらっしゃいます。これは、まだキャリアが短く、これから未経験のことに挑戦できる年齢だからこそのお悩みだと思います。

周りの同世代はやりたい仕事をしていたり、やりたいことに向かっていたり、キラキラとしたキャリアを積んでいるように見えるかもしれません。

特に初めての転職で、現職とは違う仕事に挑戦したいと考えている場合、今の仕事はこんなことが不満だけど、やりたいことと言われると思いつかない、と悩んでしまう人も。

今回の記事では、そんな20代の「やりたい仕事」の見つけ方をご紹介します。 実際にMUSUBUを活用して転職をする方も、転職活動をする中で挑戦したいことを見つけている方もいらっしゃいます。ぜひ参考にしてみてください。

「何がしたいかわからない」ときの原因

やりたいこと探しが難航してしまう人、「何がしたいかわからない」「やりたいことが見つからない」という悩みを抱える人の特徴を5つご紹介します。

1.やりたいことをやみくもに探してしまう

2.「とりあえずやってみよう」という行動力が足りない

3.自分の得意なことや興味やあることを知らない

4.自分に自信が持てない

5.キャリアプランがない

この5つの中でひとつでも身に覚えのある方、やりたいこと探しが難航してしまう可能性があるので注意しましょう。やりたいこと探しをスムーズに進めるため、それぞれの対策を説明します。

1.やりたいことをやみくもに探してしまう

「やりたいこと」は自然と自分の内側から湧き出てくるものではありません。 では、なぜやみくもにやりたいことを探してしまうとやりたいこと探しが難航してしまうのでしょうか。

職業・職種に関する情報量が少ない

今のあなたの趣味は、生まれた時代や国が違っても同じでしょうか。おそらく、違うと思います。

たとえば、令和の時代に生まれて本気で「天下の大将軍になりたい」とか「海賊王になりたい」という人はいないと思います。逆に、戦国時代に生まれたのに「Webエンジニアになりたい」という人もいないでしょう。

小さな子どもに将来なりたいものを聞くと「カブトムシ」や「ヒーロー」と知っているものの中から答えるように、人は自分が生きている時代や周りのものに触れ、影響を受けて、「あれがやってみたいかも」「あれになりたい」という気持ちが生まれます。

自分の知らないものはやりたいことの選択肢に入らないし、持っている情報が少なければ選択肢は狭まってしまうのです。

自分探しの旅を続けてしまう

たしかにやりたいことを探す上で自己分析・自己理解は重要です。しかし、やり方を間違えてゴールなく自分探しの旅を続けてしまうと、延々と「自分は何をやりたいのだろうか」と考えてしまい、結局やりたいことが見つからなくなってしまいます。また、「自分のやりたいことはこれ」「自分のやりたい仕事はこれ」と思い込んでしまう場合も、転職活動がうまくいかなくなってしまう可能性もあります。

たとえば、英語を使ってグローバルに働くことが自分のやりたいことだと思い込んでしまった場合どうなるでしょう。「転職活動前に、私のやりたいことは英語を使うことだと決めたから」という理由で、英語は使うが、自分には合っていない仕事を選んでしまうのではないでしょうか。その場合、入社後に自分に合っていなかったと後悔する方が出てきてしまいます。

また、英語を使う仕事といっても通訳や翻訳、海外営業、貿易事務など多様な仕事があり、どの仕事に「充実感」を感じられるかは人によって違います。じっくり考えて「これだ!」と思っていた「やりたいこと」も、自己分析が不足していると間違った思い込みになってしまうこともあると言えるでしょう。

「自己分析」は目的とゴールを認識し、正しい方法で進めることが大切です。

2.「とりあえずやってみよう」という行動力が足りない

転職活動では、迷ったらとりあえず「応募してみる」「面接に行って話を聞いてみる」ことが重要です。その上で、自分がやりたいと思えるかを考えてみると見えてくるものがあります。

転職活動では、ものすごく時間をかけて調べて、「ここだ」と思った1社に応募してお見送りのこともあります。反対に、なんとなく応募した会社だったが、面接に行ってみたら自分のやりたいことができるイメージが持てて入社した、ということもあります。

とりあえず行動してみて、行動しながら考えられる人の方が希望の転職先を見つけやすいです。

自分は考えすぎてしまうタイプだな、と思う方は、ぜひ考えすぎる前に一度行動をしてみてください。 また、「転職先に入社する」という決断の際も、よく考えて決めても入社しなければわからないこともある、という覚悟を持ちましょう。

これまで働いた会社でも「やってみたら違った」という部分は多少あったのではないでしょうか。

もちろん、入社先の企業を選ぶために自己分析をし、必要な情報は調べ、面接の中でもしっかり質問することは大切ですが、どうしても入社してみないとわからない部分はあります。

その会社でやりたいこと、身に付けたいスキルなど自分にとって重要なことはしっかりと確認しつつ、それ以外の部分はちょっと違うなと思う部分があっても、この会社なら頑張ってみよう、と思えることが大切です

3.自分の得意なことや興味があることを知らない

自分が何に興味を持ち、何が得意なのかを知らないことも、やりたい仕事を見つけられない原因の一つです。

自分の得意なことを知るためには、過去の経験を振り返ることが有効です。たとえば、他人から褒められたことや、楽しいと感じたことをリストアップしてみましょう。

また、自分が好きなことや興味を持つ分野を知るには、積極的に新しいことに挑戦することも重要です。ひとつ前でも説明した、「とりあえずやってみよう」という行動力にもつながりますが、挑戦してみることで、自分の適性や情熱を持って取り組めることを見つけやすくなります。自分を知る努力を怠らないことが、やりたいこと探しへの第一歩になります。

4.自分に自信が持てない

自分に自信が持てないと、新しい挑戦や変化に対して恐れを感じやすくなります。失敗を恐れるあまり行動に移せなくなり、「やりたいことが見つからない」と感じる原因にもつながります。

自信をつけるためには、小さな成功体験を積み重ねることが大切です。たとえば、仕事のタスクを完了し達成感を得ることや、新しいスキルを身に付けることなど「できた」と自分で認識することが重要です。

また、他者からのフィードバックを素直に受け入れ、自分の長所を認識することも有効です。

こうした取り組みを通じて、自分に対する信頼感を高め、自信をつけるきっかけをつかみましょう

5.キャリアプランが整理できていない

これまでの経験やスキルを振り返り、自分が何を求めているのかを明確にすることも大切です。

自分のキャリアが整理できていないと、目標が不明確なまま動き出してしまうことがあります。なぜ転職をしたいか?転職の目的があいまいなまま転職活動をしてしまうと、転職先を決められなかったり、入社後にミスマッチが起きてしまったりする可能性があります。

これまでの経験やスキルを振り返り、自分の強みや興味を再確認することが大切です。また、短期的な目標だけでなく、長期的なキャリアビジョンを描くことも重要です。

その際、自分が何を大切にしたいのかどのような環境で働きたいのかを具体的に考えましょう。

キャリアの整理は一度で完了するものではなく、ライフステージや価値観の変化に応じて見直すことが必要です。定期的に振り返ることで、自分に合った仕事や職場を見つけるきっかけを持つことができます。

ステップ1】何がしたいかわからないときに「やりたいこと」を見つける方法

前述した通り、「知っているものの中」からしかやりたいことは出てきません。「どんな仕事があるか調べなければならない」という一方で、この情報過多の時代にがむしゃらに情報を集めることはおすすめしません。

情報を集める前に、まずどんな情報を集めるか、情報を集める方向性、そして、その情報をどう判断していくかという基準が必要になります。

そのためにはまず、自己分析です。

やりたいことは自分の内側から湧いてこないと言ったのに自己分析かよ、と思われるかもしれません。

しかし、「趣味」ではなく「仕事」を選ぶ以上、「やりたい」だけではなく、「得意、できる」そして「それをやることに意義を感じられそう、価値観と合う」ことが大切です。

たとえば、アイドルになりたくて、アイドルとして人々に元気を与えることには意義を感じると思っても、歌とダンスが「得意」でなければ、職業として成立しません。

また、営業が得意で営業をしたい、と思っていても、壷をお年寄りに売ることになんの意味があるんだろうと、「意義」が感じられない仕事では長続きしません。

仕事を選ぶ上では「やりたい」「得意、できそう」「それをやることに意義を感じられそう、価値観と合う」の3つすべてがそろっていると充実して長くできる仕事となる可能性が高いです。

そして、「やりたい」と「得意」、「意義を感じられる」という3つの要素が重なる部分から見出していくことも可能な要素です。

やりたいこと、得意、意義を感じられることのベン図。3つが重なる部分が自分に合う仕事になる。

1.自分の「得意なこと」「できること」を考える

「得意なこと」「できること」なんてないよ、まだ経験も少ないし、今の仕事が合っていないから転職するんだよ、と思うかもしれません。「得意なこと」は意外と無意識にできてしまうことだったりするので、自分では気が付きにくいところに見つかることもあります。

また、ここでは、日常の小さな「得意」で大丈夫です。人よりできると言い切ることや、大きな成果をあげた実績は必要ありません。

たとえば、仕事の中でも、「いろんな関係者が絡むスケジュール調整は得意だったな」「毎日初対面の人へ対応をしていたがうまく対応ができていたかも」「急な変更やスピード感が求められる場面で周りよりも柔軟に対応ができていたかも」「きれいに整えたExcelデータでは上司にほめられたな」というような仕事の中のひとつの要素でも得意だったと思えるところがあれば十分です。

2.これまでに「やってよかったな」と感じられたことを見つける

仕事に感じる「意義」は同じ仕事をしていても人によって違います。

たとえば、建築関係の仕事をしている人でも、「10年後20年後に地図に残っている」ことに意義を感じる人もいれば、「作った建物に出入りする人の笑顔」をみて意義を感じる人もいます。

商品の広告を手掛ける人も「その商品が大ヒットになった」など売上の数字を見て意義を実感する人もいれば、「街中でその商品を持っている人を見かけた」ことで意義を実感する人もいます。

「お客様からありがとうと言われた」「計画したスケジュール通りに納期が間に合わせることができた」「製品の品質向上に少し貢献できた」「一緒に働くメンバーが喜んでくれた」など、仕事をしていて少しポジティブな感情になれる瞬間がこれまでに少しでもあったと思います。

どんな場面で、どんなことがうれしかったか、よかったなと思えたか、まずは思い出してみましょう。

3.少しでも「やりたいな」と思えることを考える

「得意なこと」「意義を感じること」を並べたら、最後に自分のやりたいことを考えます。

このときに考える「やりたいこと」は「営業をやりたい」「人事をやりたい」「企画をやりたい」などではなく、これまでの経験で「やる気がでた瞬間」や「手に入れたいもの」など具体的にイメージできるものを考えます。

「企画がやりたい」ではなく、「綿密な市場調査と分析をして情報をまとめているときにテンションが上がる」など、より具体的に自分が何をしている瞬間に心が動くかどうかをイメージしましょう。

誰もが知る企業や憧れの職種などを目指すことに対し否定はしません。

その会社に入ったら、その職業に就いたら、毎日どのようなことを目標において仕事し、どのような情報に触れ、どのような仕事の進め方をするのか、イメージできていることが大切です。

企業名、ポジション名だけで選んでしまうと、実態と自分のイメージにギャップがあり、入社してからこんなはずではなかった、ということもあり得ます。

なるべく具体的に、実際に自分がやっていることがイメージできる「やりたいこと」を考えてみましょう。

4.やりたくないと思うことを考える

「やりたいこと」を並べることがむずかしければ、「やりたくないこと」を挙げることも有効です。

たとえば「毎日同じ仕事を繰り返すのは苦痛」と感じている場合、それが自分にとっては避けたい状況の一つであるとわかります。

また、営業職で数字のプレッシャーが強い環境が合わないと感じている場合は、求めるのは「安定した業務環境」や「人との接点が少ない環境」かもしれません。

このように、やりたくないことを考えることで、やりたいことを見つけ出すことも可能です。

5.理想を”なぜ”で深堀りする

得意なこと、意義を感じること、やりたいことが見えてきたら、「なぜそう感じたか?」「どうしてやりたいと思ったか?」と深掘りを繰り返してみましょう。「なぜ?」を繰り返し考えることで、本当の動機や目標が明確になります

たとえば、「クリエイティブな仕事をしたい」と思う場合、その根本を考えると、「自分のアイデアを形にしたい」や「常に新しいものに挑戦したい」という思いがあるのかもしれません。

このように理想の表面にある動機を明確にすることで、より自分に合った仕事が見えてきます。

【ステップ2】応募先・転職先の検討と自己分析をくり返す

自己分析を終えたら、自己分析を指針に応募先・転職先を探していきます。

しかし、転職活動において自己分析は一回やって完了・終了ということはありません。

転職活動をする前、職務経歴書をつくりながら、応募先を検討しながら、面接を受けながら、その場その場で考えたこと、感じたことも踏まえて、何度もやっていく必要があります。

自己分析と応募先・転職先の検討を何度か往復してみることがおすすめです。

自己分析と応募先・転職先の検討をくり返す図。

1.応募先を選ぶ

自己分析をした「得意なこと」「意義を感じること」「やりたいこと」を見て、なんとなく重なるところを妄想した上で、こんなことができる仕事がいいのではないか、と考えながら応募先を探します。

たとえば、「初対面の人と仲良くなることが得意」「相手に合ったものを提案して感謝されたときに意義を感じる」「後輩の指導がやってみたい」という場合は、ゆっくりお客様とお話し提案する時間がある高価な商品の販売職が合っているかもしれません。

「わかりにくい商品を丁寧に説明することが得意」「付き合いの長い相手からの信頼に意義を感じる」「技術的な知識を身に付けたい」という場合は、製造業でしっかり仕様の説明が求められるような営業職が合っているかもしれません。

また、応募先を選ぶ時には、「求人票でわかること」と「求人票ではわからないこと」を分けて考えることが大切です。

求人票だけで、「ここなら自分の得意なことも活かせそうだし、やりがいも感じられそう、やりたいという気持ちもわいてくる」と確信できることはほぼないと思います。

自己分析を進めてみて、なんとなくこういうところなんじゃないかな?と思ったところは、ぜひ応募してみてください。

逆に、自己分析をしたけれども、求人票を見てみてもなんとなく興味がわかない、という場合は、どんなワードが引っかかるのか、何が懸念になっているのかを検討し、もう一度自分の自己分析を見直してみましょう。

2.転職先を選ぶ

転職活動における面接では、「受かるかな」ということがどうしても気になってしまいますが、自分も企業を選ぶ立場でもあります。

転職活動では特に、配属先が決まっている求人が多いこともあり、一緒に働く人が面接に出席することが多いです。求人票に書かれている以上の仕事内容について教えてもらえる可能性もありますし、「ちょうど今こんなことがあって……」と求人票には載っていないタイムリーな話を共有されることもあります。

面接は、自分で直接企業の情報が得られるチャンスです。求人票や企業のホームページではわからない情報を直接聞くことができます。

ぜひ面接前には、以下の流れを意識し質問を考えておきましょう。

  1. 自己分析してわかった、自分の「やってみたいこと」を整理する
  2. 「やってみたいこと」が叶うかどうか判断するために必要な情報を考える
  3. 必要な情報を得るため、企業に確認しておきたい質問を考える

仕事内容についても質問できますし、面接官自身の考え方や社内でどのような人が活躍しているか、なども聞くことができるかもしれません。

その上で、「それはいいな!」と感じた話や「あれ、なんか違和感」と思ったことは、面接後にゆっくり振り返り、なぜそう感じたのかを考え、自己分析を深めましょう。

自己分析ができてないと、面接官の話すポジティブな情報がすべて「あの会社はあそこがいいな、こっちの会社はここがいいな」と魅力に思え、「自分にとって」何がいいかがわからなくなってしまいます。

逆に、どの会社もなんとなく懸念、なんとなく不安、と思ってしまうこともあります。自己分析で「自分にとっての判断軸」をつくっておくことが大切です。

何がしたいかわからないまま転職してしまうとどうなるか

何がしたいかわからないまま転職活動をしてしまうと、
・うまく自己PRができない、行くべき会社か判断できないなど転職活動自体がうまくいかないパターン

・転職後に「こんなはずではなかった」と感じるパターン

と、大きく2つの失敗パターンがあります。

それぞれの状況に陥ってしまう人の特徴と、対策を解説します。

転職活動でうまく自己PRができない、行くべき会社か判断できない

転職活動自体がうまくいかない人は、そもそも応募している仕事内容で活躍できるイメージがわいていないため、うまく自己PRができず、内定までつながらないパターンなどがあります。

そして、転職理由や転職先での希望が整理できていないので、企業に熱意が伝わらず、不合格にされてしまうこともあります。また、内定は出たものの、「現職と比較して入社すべきか判断できない」「複数社の内定が取れたが、どこに入社すればいいかわからない」ということが起こります。

面接では、基本的に
・転職を考えたきっかけ
・活かせる経験
・志望理由

などを質問されます。

自己分析がしっかりできていないと、企業の求める人材に合わせてなんとなく回答してしまう、志望理由に求人票やホームページを見てなんとなくいいなと思ったことを答えてしまうことになります。

たとえば、働きながら行う転職活動で、自己分析がしっかりできておらず応募企業を絞り込めなかったとします。「人材会社の法人営業」「不動産会社の個人営業」「製造業のルート営業」と業種も職種もバラバラの面接が連続していたら、それぞれの企業に合った面接の準備はできそうでしょうか。

各社に自分の経験の中で何を伝えるべきか、自分とマッチしているかどう判断すべきか、1社1社準備ができそうでしょうか。

実は、準備不足のまま面接に臨んでしまうと、「本音の見えない候補者」「自分の言葉で話をしてくれない候補者」という印象になり、「うちに来ても長く働いてくれなそう」「活躍ができなそう」といった判断で不合格になってしまうケースも多いのです。

また、先ほどもお伝えしたように、自己分析ができていないと企業の話す情報がすべて「いいな」と感じてしまう、逆にどの企業にも「ちょっと気になる」と懸念を感じてしまう、など、どの会社に入社すべきか判断がつかない、となってしまうことがあります。

特に、20代の転職では「未経験歓迎」の求人も多く、書類で経験を判断されない分、面接へ進んでから、「準備不足だった」と気が付くことも。

忙しい中で転職活動をスムーズに進めるためにも、自己分析をしながら進めることは大切です。

転職後に「こんなはずではなかった」と感じる

転職活動を終え無事に転職をしても、入社した後にこんなはずではなかった、と感じてしまう人がいます。転職活動中に、「言葉のイメージ」に惑わされて本当に自分に合っているか?をしっかり判断できていなかった、企業から伝えられる「会社の魅力」が自分にとってはどうか?をしっかり判断できなかった場合などに起こります。

「言葉のイメージ」で転職先を決めてしまう人の中には、入社後、こんなはずではなかった、とイメージとのギャップで、再度転職エージェントに登録される方もいらっしゃいます。

例えば、「企画職」に憧れ、アイディアをカタチにして提案ができる、と思って転職したが、実際には日常業務の8割は調査や数値のまとめ、他部門との調整だったということもあります。

ほかにも、「グローバル」という表現に憧れて、入社したものの、英語の文書は決まったフォーマットのやり取りのみで、イメージしていた英語力を活かせる仕事ではなかった、ということもあります。

言葉のイメージだけで想像してしまうと、実際に入社したあとの日常までがイメージできず、「何か違うな」という違和感につながりやすいです。

面接など選考の段階で実際の業務内容などを質問し、自分の想像にギャップがないか確認しておくようにしましょう。

また、働きやすい・安定企業という「会社の魅力」に惹かれてルート営業職で入社したものの、提案の幅の狭さにすぐに飽きてしまったということもあります。ご自身で工夫をして成果を上げることにやりがいを感じていたので、いい会社ではあるが自分には物足りなかった、というパターンです。

会社の魅力にギャップはなかったが、それが自分にとってどうか、までを考え切れていなかった人に起こりやすいです。

転職先を選ぶ際には、イメージが先行してしまい入社後に後悔、ということがないよう、しっかり考えて進める必要があります。

自己分析をした上で、その会社の業務内容や魅力に感じた部分が自分に合うのかどうか、自分にとっての判断軸と合うか、ぜひ考えてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

やりたいと思える仕事を探すためにも、転職活動を充実させるためにも、「自己分析」は非常に重要です。ひとりでは行き詰まってしまうことや、第三者からのフィードバックで道が開けることもあります。

自己分析で「得意」なことになかなか気づけない、自己分析をしたものの、「じゃあどのような会社・職種がいいのか」求人を見つけることが難しい、という方も、だれかと話をすることで見えてくることもあります。

自己分析や転職先の選び方に悩んだら、ぜひMUSUBUのキャリアアドバイザーにご相談ください

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