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2026.05.25
転職の準備
20代後半で未経験転職は厳しい?~成功の準備と狙い目職種を解説~
「20代後半で未経験の職種に転職できるのだろうか」と不安を感じている方は少なくありません。年齢を重ねるほどハードルが上がるイメージがあり、一歩を踏み出せずにいる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、20代後半の未経験転職に関するデータや厳しいと言われる理由、成功のための5つの準備、狙いやすい職種・業界、そして実際の転職事例までをまとめて解説します。今後の行動を考えるヒントとしてお役立てください。
目次
20代後半の未経験転職は厳しい?データで見る現実と可能性
結論からお伝えすると、20代後半での未経験転職は厳しい面があるものの、正しい準備をすれば十分に実現できます。20代後半はポテンシャル採用の対象となる最後の年齢帯であり、社会人経験を持ちつつ新しい分野に挑戦できる貴重な時期です。
ここでは統計データや企業の採用傾向をもとに、20代後半の未経験転職の現実と可能性を整理します。
統計データが示す「20代後半は転職適齢期」という事実
総務省の「労働力調査(2024年)」によると、転職者数が最も多い年齢層は25〜34歳です。この年齢帯だけで転職者全体の約3割を占めており、20代後半での転職は決して珍しいことではありません。
(参考:労働力調査(基本集計)2024年(令和6年)平均結果|総務省統計局)
また、厚生労働省の「令和2年転職者実態調査」では、転職者のうち「事前に転職先が決まっていた」割合が20代後半で高い傾向にあります。つまり、20代後半は企業からのニーズが高く、在職中に次の仕事を見つけやすい年齢帯と言えます。
(参考:令和2年転職者実態調査の概況|厚生労働省)
20代後半が未経験転職に挑戦できる最後のチャンスと言える理由
企業が未経験者を採用する際に重視するのは「ポテンシャル」と「ビジネスの基礎力」です。20代後半はこの両方を兼ね備えている点で、採用側からも評価されやすい時期です。
一方で、30代以降になると「即戦力採用」が中心となり、未経験歓迎の求人は大幅に減少する傾向があります。実際に求人を見ても、「未経験歓迎」の多くが「20代歓迎」「29歳まで」といった条件を設けています。
つまり、20代後半は「社会人としての経験値がある」×「未経験でも挑戦できる求人がまだ豊富」という両方の条件がそろう、キャリアチェンジの適齢期と言えます。迷っている時間がもったいないからこそ、まずは情報収集だけでも早めに動くことが重要です。
「20代後半の未経験転職は厳しい」と言われる理由
もちろん、20代後半の未経験転職には厳しい面もあります。主な理由は以下の3つです。
- 年齢相応のスキル・実績を求められる:20代前半と比べ、社会人経験が3年以上あることが前提となるため、「何ができるか」をより具体的に問われます
- 未経験職種では一時的に年収が下がりやすい:経験を積んだ現職と比較すると、未経験の職種ではスタート時の年収が下がるケースがあります
- ライフイベントとの兼ね合い:結婚・出産・住居購入など、20代後半はライフプランを考え始める時期でもあり、転職のタイミングに悩む人が多くいます
ただし、これらは事前に把握して正しく準備すれば十分に克服できるものです。次の章では、具体的な準備方法を解説します。
関連記事:20代後半のキャリアチェンジは遅くない!方法と成功の5ステップ
20代後半で未経験転職を成功させる5つの準備
未経験転職を成功させるには、やみくもに応募するのではなく、事前の準備が欠かせません。ここでは、20代後半の未経験転職で押さえておきたい5つの準備をステップ順に紹介します。
1. キャリアの棚卸しで経験・強みを言語化する
未経験転職で最初にやるべきことは、現職で得た経験やスキルを棚卸しして言語化することです。「未経験だからアピールできることがない」と感じる方は多いですが、実際には「言語化できていないだけ」というケースがほとんどです。
未経験職種でも評価されやすい「ポータブルスキル」の例は以下のとおりです。
- コミュニケーション力(顧客対応・社内調整など)
- 課題発見力・問題解決力
- スケジュール管理・マルチタスク対応力
- 数値管理や目標達成の経験
<例>
販売職で「売上目標の達成率120%」を実現した経験がある場合、「目標を分解し、日次のアクション計画を立てて実行・改善するPDCAの力がある」と言語化できます。これは営業職やカスタマーサクセスなどでもそのまま評価される強みです。
棚卸しは、「どんな業務を担当していたか」「どんな成果を出したか」「どんな工夫をしたか」の3つの視点で書き出すのがおすすめです。
\ 5分で診断・自分の強みがわかる /2. キャリアの方向性を定め、将来のビジョンから逆算する
やりたいことが曖昧なまま転職活動を始めると、求人を見れば見るほど迷ってしまい、結果的にミスマッチにつながりやすくなります。
まずは「仕事で大切にしたい価値観」を整理しましょう。たとえば、「人と関わる仕事がしたい」「専門スキルを身につけたい」「ワークライフバランスを重視したい」など、自分にとって譲れない軸を明確にすることが大切です。
将来のビジョンを描き、そこから逆算して「今、どんな経験を積むべきか」を考えると、転職先の方向性が定まりやすくなります。
3. 希望条件に優先順位をつけ、応募先を絞りすぎない
未経験転職では、すべての希望条件を満たす求人を見つけるのは難しいのが現実です。条件にこだわりすぎると応募先が極端に少なくなり、チャンスを逃してしまいます。
条件は「絶対に譲れない条件」と「できれば叶えたい条件」の2つに分けて整理しましょう。
<例>
・絶対条件:年間休日120日以上、通勤1時間以内
・できれば条件:リモートワーク可、年収400万円以上
また、「未経験者歓迎」の求人だけでなく、経験者向けの求人にも目を向けるのがポイントです。求人票に「経験者優遇」と書かれていても、ポータブルスキルや志望動機を丁寧に伝えれば選考に進めるケースもあります。
4. 在職中に転職活動を始める
20代後半の未経験転職では、在職中に活動を始めることをおすすめします。理由は大きく2つあります。
- 経済的・精神的な余裕を保てる:退職後に収入が途絶えると焦りが生まれ、「早く決めなければ」と妥協した転職になりやすくなります
- 空白期間のリスクを回避できる:履歴書に空白期間があると、選考で不利に働く可能性があります
「在職中に転職活動をする時間がない」と感じる場合は、転職エージェントを活用して効率的に進めるのも一つの方法です。
5. 転職エージェントに相談してプロの視点を取り入れる
未経験転職では、「自分にどんな職種が合うのか」「今のスキルでどこまで挑戦できるのか」が見えにくいものです。そんなときこそ、転職エージェントに相談してプロの客観的な視点を取り入れることが有効です。
具体的には、以下のようなサポートを受けられます。
- キャリアの棚卸し・方向性の整理
- 自分では気づけない強みや適性の発見
- 企業ごとの選考傾向に合わせた書類・面接対策
- 非公開求人の紹介
特に20代に特化したエージェントであれば、同年代の転職事例や未経験転職のノウハウを豊富に持っています。一人で悩む時間を短縮し、効率的に転職活動を進められるのがメリットです。
関連記事:【20代必見】転職したいけどスキルがない?転職活動のコツを解説
\ オンラインOK・相談だけでもOK /20代後半の未経験転職で狙いやすい職種・業界
「具体的にどんな仕事なら未経験でも挑戦できるのか」は、多くの方が気になるポイントです。ここでは未経験歓迎の求人が多い職種と、選択肢を広げるための考え方を紹介します。
未経験歓迎の求人が多い職種の例
以下は、20代後半の未経験転職で比較的挑戦しやすい職種の一例です。
- 営業職:業界を問わず求人数が多く、コミュニケーション力や目標達成意欲があれば未経験でもチャレンジしやすい
- ITエンジニア:人手不足を背景に未経験者向けの研修制度を整える企業が増えている。論理的思考力がある人は適性が高い
- カスタマーサクセス:SaaS業界を中心に需要が拡大中。接客・販売で培った顧客対応力を活かせる
- 事務職:正確さやスケジュール管理力が求められる。PCスキルがあればなお有利
- 施工管理:建設業界の人手不足から未経験歓迎求人が増加傾向。体力と調整力がある人に向いている
どの職種を選ぶにしても、「なぜその職種に挑戦したいのか」を自分の経験と結びつけて伝えることが選考突破のカギになります。
業界×職種の掛け合わせで選択肢を広げるコツ
未経験転職と一口に言っても、実は3つのパターンがあります。
- 異業種×同職種:業界は変えるが職種は同じ(例:アパレル販売→IT企業の法人営業)
- 同業種×異職種:業界はそのままで職種を変える(例:飲食業の接客→飲食業の人事)
- 異業種×異職種:業界も職種も変える(例:小売の販売→IT企業のカスタマーサクセス)
成功率を高めたいなら、「異業種×同職種」か「同業種×異職種」のように、変える要素を1つに絞るのがおすすめです。業界知識か職種経験のどちらかが活かせるため、企業側にも「即戦力に近い」と評価してもらいやすくなります。
もちろん、異業種×異職種の転職も不可能ではありません。その場合はポータブルスキルの言語化と志望動機の説得力がより重要になります。
関連記事:異業種への転職は20代がラストチャンス!成功の秘訣を解説
20代後半で未経験転職を実現した人のリアル事例
ここでは、実際に20代後半で未経験職種へのキャリアチェンジを実現した方の事例を紹介します。「自分にもできるかもしれない」と感じるきっかけになれば幸いです。
事例1:販売職からIT業界の営業職へ転職(27歳)
Aさんはアパレルの販売職として4年間勤務していましたが、「将来的に専門スキルを身につけたい」という思いから転職を決意しました。
最初は「販売しか経験がないから転職は難しいのでは」と不安を感じていたそうです。しかし、キャリアの棚卸しを行ったところ、お客様の潜在的なニーズを引き出す「課題発見力」やヒアリング力が自分の強みだと気づきました。
この強みを軸に、IT企業の法人営業に絞って応募。面接では「販売で培った提案力を法人向けに活かしたい」と具体的なエピソードを交えて伝え、内定を獲得しました。
「未経験だからアピールできることがない」のではなく、今の経験を新しい職種の文脈で言い換えることが重要です。
キャリアの棚卸しで「自分が当たり前にやっていたこと」を客観視するのが第一歩です。
事例2:サービス業からカスタマーサクセスへ転職(29歳)
Bさんはホテル業界で接客スタッフとして5年間働いていましたが、「29歳、未経験での転職は間に合うのか」という不安を抱えていました。
転職するかどうかも決めきれない状態でしたが、思い切って転職エージェントに相談。キャリアの方向性を一緒に整理するなかで、「お客様との長期的な関係構築が得意」という自分の特性がカスタマーサクセス職に合っていることを発見しました。
応募先を絞りすぎず、SaaS業界を中心に複数社にエントリーした結果、2社から内定を獲得。迷っている段階から相談したことで、納得感のある転職を実現できたそうです。
関連記事:カスタマーサクセスに未経験で転職する方法~20代の強みを活かす全手順~
\ オンラインOK・相談だけでもOK /20代後半の未経験転職でよくある疑問
ここでは、20代後半の未経験転職に関してよく寄せられる疑問に簡潔にお答えします。
Q. 28歳・29歳でも未経験転職は間に合う?
28歳・29歳でも未経験転職は可能ですが、年齢が上がるほど選択肢は狭まっていきます。30歳を境に「未経験歓迎」の求人は減少傾向にあるため、20代のうちに行動を起こすことが重要です。
「転職するかまだ決めていない」という段階でも、キャリア相談で自分の選択肢を把握しておくと、いざ動くときにスムーズです。
Q. 転職するか迷っている段階でも相談していい?
もちろん問題ありません。むしろ、迷っている段階でこそキャリアの現状を整理し、「今の不満は転職で解決すべきものなのか」を客観的に確認することに価値があります。
相談した結果、「今の会社で頑張る」という結論になることもあります。それも一つの成果です。
Q. 未経験転職で年収は下がる?
未経験の職種に移る場合、一時的に年収が下がるケースはあります。ただし、ポータブルスキルを高く評価されれば年収を維持できることもありますし、中長期的なキャリアアップを見据えて判断することが大切です。
目先の年収だけでなく、「3年後・5年後にどのくらいの収入が見込めるか」「スキルアップの環境が整っているか」も含めて総合的に判断しましょう。
関連記事:転職に迷う20代へ|後悔しない決断のための3つの判断基準
\ オンラインOK・相談だけでもOK /まとめ:20代後半の未経験転職は「今動くこと」が最大の武器になる
20代後半は、社会人経験で培ったビジネス基礎力とポテンシャルの両方を評価してもらえる貴重な時期です。未経験転職は正しい準備をすれば十分に実現できます。
この記事で紹介した内容を振り返ると、大切なアクションは以下の3つです。
- キャリアの棚卸しで、今の経験を「強み」として言語化する
- 将来のビジョンから逆算して、転職の方向性を明確にする
- プロに相談して、客観的な視点を取り入れる
「転職するかどうかまだ決めていない」「自分に合う仕事がわからない」という段階でも、キャリアの現状を整理するだけで見える景色は変わります。
MUSUBUでは、転職を決めていない段階からの相談にも対応しています。初回面談から入社まで同じアドバイザーが一貫して伴走するため、あなたの状況や価値観を深く理解したうえで、一人ひとりに合ったキャリアの方向性を一緒に考えます。「まずは話を聞いてもらうだけ」でも大丈夫ですので、気軽に相談してみてください。
