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2025.05.13
面接を受ける
第二新卒必見!転職面接で注意すべきポイント

第二新卒として転職活動を進める中で、「面接」に不安を抱える方も多いのではないでしょうか。
新卒とは異なり、社会人経験がある分、企業側の評価軸も変わってきます。「なぜ転職を決めたのか」「今後どんなキャリアを描いているのか」など、深掘りされる質問も多く、答え方次第で印象が大きく変わる可能性もあります。
この記事では、第二新卒の方が面接で見られるポイントや、よく聞かれる質問、その回答のコツ、さらには準備やNG行動まで徹底解説しています。
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第二新卒が面接で見られるポイント
まだ社会人経験も浅い第二新卒に対して、企業はどのような視点で評価しているのでしょうか?面接で重視される評価ポイントについて解説します。
関連記事:第二新卒の転職のやり方と注意したいポイント~よくある失敗例も紹介~
ポテンシャルはあるか
第二新卒の面接では、スキルや経験以上に「これからどれだけ成長できるか」を見られます。柔軟性や適応力を示し、「この人なら成長できそう」と思わせることが重要です。
今後の成長見込み
第二新卒は、経験よりもポテンシャルや成長意欲を重視される傾向があります。企業は、今後どのように成長していくかを見極めるために、これまでの仕事への姿勢や学習意欲、素直さをチェックしています。
面接では、これまでの「成功体験」、「失敗体験とそこから学んだこと」、「高い目標に対して頑張ったこと」などを聞かれます。また、「これからどのようなスキルを身に付けたいか」「どのように業務に取り組むつもりか」といった将来を見据えた質問をされる場合もあります。
たとえば、困難なときも自発的に動き解決させた経験や、成果を上げた経験などを具体的に説明するとポテンシャルをアピールすることができます。
基本的なビジネスマナー・ビジネススキル
新卒としての初期研修を経ていることから、基本的なビジネスマナーやビジネススキルが身に付いていることも期待されます。
挨拶や言葉遣い、報連相の意識、メールのマナーなどが自然にできているかも評価対象です。これらの基礎が身についていないと、ポテンシャル以前に「社会人としての基本ができていない」と見なされてしまいます。
経験・スキルがマッチするか
第二新卒には、即戦力としての高いスキルはそこまで求められません。ただし、前職で身に付けた業務スキルや、どのような業界でどのような経験をしたかは重要視されます。
第二新卒が企業から求められるポータブルスキルとは
「人を巻き込む力」「関係構築力」「業務を推進する能力」「計画を立てる力」「思考力・企画力」など、職場が変わっても必要とされる力は第二新卒がアピールすると良いスキルになります。
また、コミュニケーション力、PCスキル、事務処理能力、営業経験などは、どの業種でも汎用性が高く評価されやすいです。
社風にフィットするか
企業は、中長期的に活躍してくれる人材を求めています。そのため、職務内容やスキルマッチだけでなく、社風やカルチャーに合うかどうかも重視されます。
面接では「どういう職場環境が働きやすいか」などの質問を通じて、価値観や人柄のフィット感を確認されることがあります。
例
「チームで協力して目標を達成する環境に魅力を感じています。前職でも定例ミーティングでのアイデア出しや、互いにサポートし合う文化が非常に働きやすく感じました。」
「一人で黙々と進める業務よりも、チームで意見交換しながら仕事を進めるスタイルが自分に合っていると感じています。」
このように、職場環境に対する自分の価値観や働き方のスタイルを明確に伝えることで、社風とのフィット感をアピールすることができます。
目指すキャリアが自社で実現できるか
「この候補者は、自社で活躍し続けてくれそうか」という観点も見られます。明確なキャリアプランを持っており、それが自社のビジョンと合っていれば評価は高くなります。「この会社で何を実現したいのか」を自分の言葉で語れるようにしておきましょう。
例
「3年後にはプロジェクトマネージャーとして案件を主導できる存在になりたいと考えています。貴社の若手が挑戦できる環境に魅力を感じ、実現できると確信しました。」
「将来的には、御社で得た知識や経験を活かし、海外拠点の立ち上げにも関わりたいと考えています。」
その会社で実現できない目標を伝えてしまうと、入社後のミスマッチや早期離職につながる恐れがあります。現実的かつ企業の方向性に合ったキャリアビジョンを伝えましょう。
第二新卒の面接でよく聞かれる質問一覧
第二新卒の面接では、社会人経験を踏まえた深掘り質問が多くされます。この章では、よくある質問とその回答例を紹介します。
関連記事:【面接攻略】転職活動でよく聞かれることと回答のポイント
自己紹介をお願いします
最初の印象を決める大切な質問です。簡潔に職歴や強みを伝えるようにしましょう。
例
「○○大学を卒業後、株式会社△△に入社し、営業職として新規開拓や既存顧客対応を行ってきました。数字を意識した提案を心がけ、年間目標を120%達成した経験があります。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
自己PRをお願いします
強みやスキルを面接官にアピールするチャンスです。実績やエピソードを交えて伝えましょう。
例
「課題に直面した際、冷静に分析し改善策を考える力が私の強みです。実際、前職では受注率が低下していた際にヒアリング内容を見直し、提案内容をカスタマイズした結果、3カ月後には受注率を30%向上させることができました。」
転職理由を教えてください
前向きな理由と今後の目標をセットで伝えると好印象です。

という流れがおすすめです。
例
「現職では法人営業としての経験を積みましたが、より企画段階から携わり、商品開発やブランディングに関わる仕事に挑戦したいと考え、転職を決意しました。」
志望動機は何ですか?
企業の強みやビジョンに共感していること、自身の経験との接点を伝えましょう。
例
「自分自身は転職にこういう目的・こういう希望を持っている、そして貴社であれば●●ができると考えた」と一本筋が通っている方が、面接官も納得感が高く、入社後に頑張ってくれそうだな、という印象を持たれるはずです。
前職での経験の活かし方について
前述の通り、自分との「接点」が大切です。活かせるスキルがある場合は、それもアピールしながら伝えると良いでしょう。
例
「前職で身につけたヒアリング力や課題発見力を、貴社の顧客向けソリューション提案に活かせると感じています。また、貴社が掲げる“顧客と共創する”という姿勢に共感し、ぜひその一員として貢献したいと考えました。」
キャリアプランを教えてください
中長期の目標を伝え、企業で成長したい意欲を見せましょう。
例
「5年後にはマネジメントにも携わり、チームを牽引する存在になりたいと考えています。まずは現場でしっかりと経験を積み、信頼される人材になることを目指します。」
他に選考を受けている企業を教えてください
併願があること伝えたことで、評価が下がることはありません。正直に答えつつ、軸の一貫性があることを伝えましょう。
企業が併願について質問をするのは、「併願先とのスケジュールを揃える」、「比較軸を知り、情報提供をしたい」といった背景です。もし併願先との比較の中で迷っている、気になっているポイントがあれば、「当社はこうですよ」と情報提供をしてくれる場合もあります。
例
「同じく法人営業に力を入れている企業を中心に受けています。いずれも、お客様との関係構築を大切にする社風に魅力を感じており、その点で貴社にも強く惹かれています。」
何か質問はありますか?
逆質問は、企業に対する理解を深め、自分に合った職場かどうかを確認するための重要な機会でもあります。入社後のギャップを防ぐためにも、企業理解を深める意欲を示す質問を用意しましょう。
聞きにくいことは転職エージェントに確認してもらうことも可能です。転職エージェントを利用の場合は上手く活用しましょう。
関連記事:【面接対策】転職前に質問しておくべきこと8選~NG例もご紹介~
第二新卒の面接で注意すべきポイント
第二新卒の面接で、特に注意すべきポイントを5つご紹介します。
質問に対して誠実に答える
面接では、自分をよく見せようとしすぎるあまり、過剰なアピールや事実と異なる回答をしてしまう人もいます。
しかし、企業側は「誠実さ」や「信頼できる人物かどうか」を重要視しています。わからないことは素直に「わかりません」と伝えたり、過去の失敗を正直に話したりしたうえで、そこから何を学んだかを語ることが、むしろ好印象につながります。
面接官の質問意図を理解する
一見、雑談のような質問であっても、面接官はそこから価値観や人柄、ストレス耐性などを探ろうとしています。
「休日はどう過ごしていますか?」という質問から、自己管理能力やチームとのバランス感覚を見ようとする場合もあります。表面的な回答に留まらず、「なぜこの質問をされたのか」を考えて答えるよう意識しましょう。
関連記事:【面接攻略】転職活動でよく聞かれることと回答のポイント
転職で叶えたいことを軸とする
面接では、「転職で叶えたいこと」や「実現したいキャリア」を中心に話すと説得力が増します。
「今の会社が嫌だから」ではなく、「このような挑戦をしたい」「このスキルを伸ばしたい」という前向きな軸で話を展開しましょう。
軸が明確だと、事前に準備していなかった質問をされた場合にも、軸を基準に判断しその場で回答することができるようになります。軸があることで面接全体を通してブレない回答をすることができ、自信を持ってアピールすることができます。
関連記事:転職軸とは?転職軸で成功する転職活動の進め方~自己分析用質問集あり~
転職理由・志望動機に一貫性を持たせる
軸を持つことにもつながりますが、転職理由と志望動機がバラバラだと、「なぜうちの会社なのか」が伝わらず、説得力に欠けてしまいます。
たとえば、「安定した環境を求めて転職したい」と言いながら、ベンチャー企業を志望しているなど矛盾が生まれます。
転職理由と志望動機には特に一貫したストーリーを持たせることで、面接官にも納得感のある話ができます。
企業が求める人物像に合わせたアピールをする
企業ごとに求める人物像は異なります。事前に企業研究を行い、企業がどんな価値観やスキルを重視しているのかを把握しましょう。
その上で、自分の強みの中から「この企業が求めている人物像にマッチするポイント」を選んでアピールすることが大切です。
企業が求める人物像は、求人票にも記載されていることが多いです。応募するときだけではなく、面接前にもチェックするようにしましょう。
第二新卒の面接で避けるべきNG行動
注意すべきポイントだけではなく、避けるべきNG行動も確認しておきましょう。
不適切な服装や身だしなみをしない
社会人経験があるとはいえ、ビジネスマナーが身に付いていない印象を与えると評価が下がります。スーツがしわだらけだったり、靴が汚れていたりするだけで「だらしない」「準備不足」と見なされかねません。
対面の面接であってもオンライン面接であっても第一印象は非常に大切ですので、清潔感のある身だしなみを心がけましょう。
曖昧な回答や無回答を避ける
「特にありません」「わかりません」など、考える姿勢が見えない回答はNGです。たとえ準備していなかった質問であっても、「少し考えてもよろしいでしょうか?」と時間をもらい、自分なりの考えを伝える努力をしましょう。
曖昧な回答を繰り返すと、志望度が低い、または自己分析が不十分と判断されてしまいます。
前職や上司の悪口を言わない
たとえ前職に不満があったとしても、悪口やネガティブな発言ばかり繰り返すことは避けましょう。面接官に「うちに入社しても同じように不満を言うのではないか」と不安を与えてしまいます。
不満が理由であっても、それをどう捉え、どう乗り越えようとしているのかを前向きに語ることが大切です。
質問の仕方に注意を払う
面接の終盤で「何か質問はありますか?」と聞かれた際、給与や休暇など待遇面ばかりを尋ねるのは避けましょう。もちろん重要な情報ではありますが、「この会社で働きたい」という意欲を伝える場でもあります。待遇面が気になる場合は、転職エージェント経由で確認してもらうことがおすすめです。
事業内容や教育体制、入社後のキャリアパスなど、企業への理解を深める前向きな質問を心がけましょう。
面接成功のための準備術
企業研究の方法と重要性
企業研究は、志望動機や自己PRの説得力を高めるうえで不可欠です。企業のHPやIR情報、ニュース記事などを活用し、「その企業が今どんな課題を抱えているか」「どんな方向を目指しているか」まで把握しましょう。そこに対して自分がどう貢献できるのかを語れるようになれば、企業理解の深さが伝わります。
その上で、さらに知りたいことがあれば逆質問の時間に質問するようにしましょう。さらに意向の高さや熱意が伝えられるでしょう。
模擬面接の実施
面接は、場数を踏むことで上達します。キャリアアドバイザーや友人に協力してもらい、模擬面接を繰り返しましょう。客観的なフィードバックを受けることで、回答の癖や改善点が明確になります。
特に「転職理由」「志望動機」「自己PR」は繰り返し練習しておくことが大切です。
ただし、覚えた内容をそのまま話すのではなく、会話の流れに沿って自分の言葉で自然に伝えることを意識しましょう。そのためにも、転職軸を明確にし、一貫性を持った回答ができる状態にしておくことが重要になります。
転職エージェントを活用する
転職エージェントは、企業との間に入って応募書類の添削や面接対策をサポートしてくれます。自分ひとりでは気づけなかった強みや改善点をプロの視点でアドバイスしてもらえるのが大きなメリットです。
転職エージェントには、面接対策や模擬面接の実施を行ってくれるところもあります。面接が不安な方は転職エージェントを活用してみましょう。
第二新卒の転職に強い転職エージェントMUSUBU
MUSUBUは、20代の転職支援に特化した転職エージェントです。これまでの実績から、企業ごとに面接の雰囲気や過去にあった実際の質問内容などをお伝えすることができます。また、模擬面接や面接のアドバイスも企業ごとに行っています。
第二新卒ならではの悩みに寄り添った支援が受けられるため、効率よく転職活動を進めたい方におすすめです。
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面接直前のチェックリスト
・スーツや髪型に乱れはないか
・志望企業の情報・求人情報は再確認したか
・履歴書や職務経歴書に記載した自分の情報を再確認したか
・志望動機やキャリアビジョンを自分の言葉で話せるか
面接直前は緊張しやすいため、事前にチェックリストで確認を行い、落ち着いて本番に臨めるようにしておきましょう。
まとめ
第二新卒としての転職活動では、「なぜ転職するのか」「どんなキャリアを描いているのか」「企業にどのように貢献できるか」といった点が面接で重点的に見られます。新卒とは異なり、社会人としての基礎や価値観、成長意欲が問われるため、事前準備が非常に重要です。
ここでは、第二新卒が面接で見られるポイントや、注意すべき行動、NG例、そして準備の進め方まで網羅的に解説しました。中でも、転職理由・志望動機・自己PRの一貫性と説得力を高めることが面接官への印象を大きく左右します。
自分一人での準備に不安がある場合は、第二新卒に強い転職エージェントを活用し、プロのサポートを受けながら自信を持って面接に臨みましょう!
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