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2025.05.29
転職の準備
転職活動がうまくいかない?原因別の対処法&成功のコツを徹底解説

転職活動を続けているのに、なかなか内定が出ない…。そんな状況に焦りや不安を感じていませんか?
特に20代の方にとって、はじめての転職活動はわからないことも多く、「自分に何が足りないのか」「どう改善すればいいのか」が見えづらくなりがちです。
この記事では、転職活動がうまくいかない原因をパターン別に整理し、それぞれに対する具体的な対処法を解説します。自己分析のやり直し方や、転職エージェントの活用術、面接対策のコツまで、成功のために押さえるべきポイントを紹介しています。現状を打破し、理想の転職を実現するためのヒントを見つけましょう。
20代特化の転職エージェント MUSUBU
目次
転職活動がうまくいかないと感じたら最初に確認すべきこと
転職がうまくいかないと感じたときこそ、一度現状を整理し、何が課題なのかを客観的に見直すことが大切です。
そもそも「うまくいかない」とはどういう状態?
「転職活動がうまくいかない」と感じる瞬間は人それぞれですが、代表的なのは以下のようなケースです。
- 応募しても書類選考に通らない
- 面接まで進んでも内定がもらえない
- 応募したい企業が見つからない
- 転職エージェントの紹介求人にピンとこない
- 自分の市場価値に自信が持てない
これらの状態が続くと、転職に対するモチベーションも下がってしまいがちです。しかし、原因が明確になれば、対策は必ず見えてきます。
転職市場の現実と自分の立ち位置を確認する
転職活動がうまくいかないと感じたら、まずは転職市場と自分の立ち位置について確認してみましょう。
希望条件と市場価値が合っているかチェックする
特に20代の場合、「年収は上げたいけど、残業は少なくて、リモート希望」というように、理想の条件を高く設定してしまいがちです。
しかし、企業は「経験・スキル」と「待遇・環境」のバランスを見て採用を決定します。自分の経験やスキルが市場でどのように評価されるのかを把握することが、現実的な転職活動の第一歩です。
関連記事:自分の市場価値って?測り方・上げ方を知ってより良い転職をしよう

応募数が少なくないか確認する
「書類が通らない」と悩んでいても、実際に応募している件数が月に3〜5社程度であれば、そもそも母数が足りていない可能性があります。1社1社に全力を注ぐ姿勢は大切ですが、転職活動ではある程度の“数”も重要です。
ただし、どれくらい応募すべきかは、あなたのスキルや希望する業界・職種によって大きく変わります。無理に数を増やしても意味がない場合もあるため、転職エージェントに相談し、自分に合った適切な応募戦略を立てることが大切です。
転職活動がうまくいかない5つの原因
転職がうまく進まない背景には、いくつかの原因があります。まずは自分に当てはまるポイントがないかを確認してみましょう。
1.書類選考がうまくいかない
応募しても書類で落とされてしまう…という場合は、書き方や内容に原因があるかもしれません。ここでは、企業に響く書類を作成するために見直すべきポイントを具体的に解説します。
企業が求めるスキルを持っていない
求人には「応募条件」「歓迎スキル」が明記されています。それに合致していないスキルや経験をアピールしても、ミスマッチとして判断されがちです。
特に未経験職種に挑戦する場合は、業界研究やスキルの棚卸しが不可欠です。「ポテンシャル重視」と言われていても、単に「やる気」だけでは通用しにくいため、自分の中にある“活かせる経験”を言語化することが重要です。
履歴書・職務経歴書の内容が的外れ
基本的なフォーマットは守れていても、「何をアピールすべきか」がずれていると、書類選考を通過するのは難しくなります。採用担当者が知りたいのは「この人を採用するとどんなメリットがあるか」です。それに直結した実績やスキルを、職種や業界に合わせて的確に書けているかを再確認しましょう。
たとえば、営業職に応募しているのに「事務処理の正確さ」ばかりを強調していたり、未経験から広報を目指しているのに「人と話すのが得意」といった抽象的な自己PRだけにとどまっていたりすると、企業側には刺さりません。営業であれば「前年比120%の売上達成」や「新規開拓件数〇件」など、広報であれば「SNS運用の経験」や「企画・発信力」を裏付ける具体的な経験を盛り込む必要があります。
応募先企業が求めている人物像に沿って、伝える内容を的確に調整しましょう。
関連記事:自己PRで差をつけろ!職務経歴書で転職成功を勝ち取るポイント
志望動機や自己PRがテンプレすぎる
「成長したい」「社会貢献したい」といった抽象的な表現は、どの企業にも当てはまるため、逆に印象に残りづらく、テンプレート感が強くなってしまいます。大切なのは、「なぜその企業なのか」「自分の経験がどう活きるのか」を具体的に語ることです。
たとえば、志望動機で「人の役に立つ仕事がしたいから御社を志望しました」とだけ書いても、他社との差別化にはなりません。これを、「前職ではカスタマーサポートを担当し、ユーザーからの問い合わせ対応を通じて“ありがとう”と言ってもらえる経験にやりがいを感じていました。御社の〇〇事業は顧客満足を第一に掲げており、私の経験をより広い規模で活かせると感じ、志望いたしました」と言い換えるだけで、説得力が増します。
自己PRも同様に、「コミュニケーション能力があります」ではなく、「前職で毎月50件以上の顧客対応を行い、満足度アンケートで常に90%以上の高評価を得ていました」といった具体的な数字やエピソードを添えることで、信頼性が格段に高まります。企業は“あなたの経験が自社にどう活きるか”を見ていることを忘れずに、伝え方を工夫しましょう。
関連記事:志望動機でアピール!未経験者が使える効果的な志望動機とは?
2.面接がうまくいかない
書類選考は通るのに、面接で落ちてしまう…という場合は、スキルは十分だが、話し方や準備不足が原因かもしれません。ここでは、よくある面接失敗のパターンとその改善策を詳しく解説します。
受け答えが準備不足/一貫性がない
面接でよくある失敗のひとつが、「その場しのぎの回答」や「話に一貫性がない」こと。これは事前準備不足が原因です。自己紹介、志望動機、転職理由、強みなどはストーリーで語れるよう、シナリオを準備して臨みましょう。
たとえば、志望動機では「御社の成長性に魅力を感じて応募しました」と言いながら、転職理由では「安定した環境で働きたい」と述べてしまうと、「この人は何を重視して転職しているのか?」と疑問を持たれてしまいます。
また、強みとして「自発的に行動できる」と話しながら、退職理由で「会社の指示が曖昧で動きづらかった」と言うと、発言に矛盾が生じてしまいます。
こうした食い違いを防ぐには、自分の過去の経験・スキル・転職理由を一貫したストーリーでつなげることが重要です。「なぜ辞めるのか」「なぜその会社を選ぶのか」「自分はどう貢献できるのか」が一貫していれば、面接官にも納得感を与えることができます。
企業研究・逆質問が浅い
企業側は、「本当にうちに入りたいと思っているのか」を逆質問などで判断します。「御社の事業内容についてもう少し教えてください」など、Webサイトで調べればわかる内容ではなく、深掘りした質問を用意しましょう。
関連記事:【面接対策】転職前に質問しておくべきこと8選~NG例もご紹介~
3.応募数が少なすぎる
選考に通らない原因が、そもそも応募母数の不足という場合も多いです。特に20代は未経験転職やポテンシャル採用が多いため、スキルより“熱意”や“志望度”で評価されるケースもあります。複数社応募し、反応を見ながら改善することが重要です。
4.理想が高すぎる
「年収アップ」「フルリモート」「やりがい」「人間関係のよさ」など、すべてを叶えようとすると選択肢は限られてしまいます。優先順位を決めて、譲れる条件と譲れない条件を整理することが大切です。
5.自分の強みをアピールしきれていない
「自分に強みなんてない」と感じる人も少なくありません。しかし、それは“伝え方”の問題かもしれません。転職活動では「強みの自己認識」より「強みの見せ方」が結果を左右します。
転職エージェントMUSUBUは強み診断であなたの強みを引き出す
転職エージェントMUSUBUは、面談でのヒアリングをとても大切にしています。
これまでの経験などから自分でも気が付いていないようなあなたの強みを引き出し、適切にアピールできるようサポートいたします。
転職活動を成功させるための具体的な対策
転職活動がうまくいかないと感じたら、原因を見直し、具体的な対策を講じることが大切です。ここでは実践的な改善方法を紹介します。
自己分析をやり直してみる
自己分析を深めることで、自分の強みや価値観が明確になり、転職活動の軸がブレずに進められます。
転職して叶えたいことを考える
転職活動が長引くと、「とにかく内定が欲しい」という気持ちが先行しがちですが、自分が「何を望んで転職するのか」を再確認することで、志望動機や選考対策の軸が明確になります。
たとえば、「年収を上げたい」という希望も、単なる金額だけでなく「なぜ上げたいのか?」を掘り下げてみましょう。
「スキルアップに見合った評価を得たいから」など、自分なりの背景があれば、企業選びや志望動機に説得力が生まれます。
また、「もっと裁量のある環境で働きたい」という願望も、「前職では業務範囲が限定的で提案が通りづらかった」「自分で判断できる環境の方がパフォーマンスを発揮できる」といった体験をセットにすることで、納得感のあるアピールにつながります。
単なる希望条件にとどまらず、「なぜそれを叶えたいのか」「過去の経験とどうつながるのか」を言語化しておくことで、応募書類や面接の質も大きく変わってきます。
関連記事:転職軸とは?転職軸で成功する転職活動の進め方~自己分析用質問集あり~
退職理由はポジティブに変換する
「人間関係が最悪だった」「残業が多すぎた」といった退職理由は、言い方次第で印象が大きく変わります。「より生産性を高める働き方を実現したい」「自分の価値観に合った組織で力を発揮したい」など、前向きな表現に変換しましょう。
関連記事:第二新卒の転職のやり方と注意したいポイント~よくある失敗例も紹介~
転職エージェントを活用してみる
ひとりで転職活動を続けていると、自己分析や書類作成、企業選びの視点が偏ってしまうことがあります。そんなときは、転職エージェントの力を借りるのも有効な手段です。
プロのアドバイザーが市場価値や適性を客観的に見極め、あなたに合った求人を提案してくれるため、効率的かつ戦略的な転職活動が可能になります。特に20代にとっては、面接対策やキャリア相談など、初めての転職でも安心して進められるサポートが魅力です。
MUSUBUなら強み診断であなたの強みをアピール
20代特化の転職エージェント「MUSUBU」では、独自の強み診断をもとに、あなたの魅力を企業に伝えるサポートを行っています。自己PRに自信がない人や、どんな仕事が合うのかわからない人にもおすすめです。
条件の優先順位を見直す
「今の職場よりマシならOK」「給与が上がるならOK」といった曖昧な希望条件では、企業選びもぶれてしまいます。「年収」「仕事内容」「働き方」「社風」の中で、何を一番大事にしたいのか、明確にしましょう。
関連記事:異業種への転職は20代がラストチャンス!成功の秘訣を解説
年代別、転職成功のために気を付けること
転職活動では年代ごとで企業側の期待が異なります。ここでは20代前半・後半、30代それぞれの年代別のポイントを解説します。
関連記事:異業種への転職は20代がラストチャンス!成功の秘訣を解説
20代前半
企業からの期待
・ポテンシャル採用(将来性・人柄)を重視される
・成長意欲や吸収力に期待が集まる
ポイント
・「成長意欲」「吸収力」をアピール
20代後半
企業からの期待
・一定の経験を活かした即戦力としての活躍
ポイント
・これまでの経験を整理し、成果を言語化する
・転職理由と志望動機の一貫性
30代
企業からの期待
・マネジメント経験や業界スキル
・キャリアの方向性
ポイント
・職種・業界の専門性やリーダー経験をアピール
・「何を実現したいか」を明確にした納得感ある転職軸を持つ
成功のために力を入れるべきこと
転職活動を成功させるには、限られた時間と労力の中で“どこに注力すべきか”を見極めることが大切です。ポイントを押さえて取り組むことで、無駄を減らし、成果につながりやすくなります。
応募書類の質を高める
履歴書・職務経歴書の内容は、第一印象を決定づける重要なツールです。「なぜ自分がこの会社に合っているのか」「どんな実績があるのか」を具体的に記述することで、選考通過率は格段に上がります。
関連記事:人事が見るポイントとは?選考をプラスに進める履歴書・職務経歴書のコツ
面接準備は企業ごとに行う
1社1社に合わせた企業研究や逆質問を用意することで、「志望度の高さ」が伝わり、選考での評価が高くなります。企業ごとに過去の質問例などをまとめておくと効率的です。
転職エージェントを利用すれば、企業ごとに過去の質問例や面接の雰囲気を教えてもらうことも可能です。MUSUBUでは模擬面接の実施なども行っています。企業ごとに面接対策を行うようにしましょう。
転職理由と志望動機を一貫させる
「今の会社に不満だから辞めたい」だけでは不十分です。「なぜその会社を選んだのか」までつながる転職理由でなければ、企業側の納得感は得られません。自己分析と企業研究の結果をリンクさせましょう。
関連記事:自己PRで差をつけろ!職務経歴書で転職成功を勝ち取るポイント
まとめ
転職活動がうまくいかないと感じるときは、「何が原因か」を冷静に見直すことが重要です。書類・面接の質、応募の母数、自己分析の甘さなど、複数の要因が絡んでいる場合もあります。
特に20代は“ポテンシャル”が重視される年代。自己理解を深め、適切な準備と戦略を持って行動すれば、理想のキャリアはきっと実現できます。
まずは、現状の振り返りから始め、転職エージェントなどのプロのサポートも活用しながら、一歩ずつ前進していきましょう。
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